キツイ洋服と身体の痛み…例を外側大腿皮神経で話します。
2020年2月投稿、2022年12月rewrite。
ドラマにも出てきたきつい服と身体の痛みの関係
「ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ」というWOWOWで放送中のドラマがあります。
➡https://www.wowow.co.jp/detail/115068
【その第15回神の恩恵】の中に、外側大腿皮神経にからんだエピソードがありましたので、紹介します。そこにあまり興味がない方は、例・絞扼性外側大腿皮神経障害の話に飛んでください。
病院にいる先生が、教皇様のお命を狙っているとのかどで、シークレットサービスに監視されます。
そのシークレットサービスが背中を痛そうにしている場面がありました。
先生が「力になるよ」と申し出ても、シークレットサービスは助言を求めずに時間を過ごします。
そして、その先生が、一緒にいるもう一人の先生と、シークレットサービスにお茶を振る舞うことになりました。
もう一人の先生は普通に受け取ってカップを両手で触る。
シークレットサービスは、受け取ったカップが少し左の腿に触れた(か、左の腿にカップを置いた)ら、
シ「ウワッッ、クッソー、熱すぎます。脚が灼けるッッ!」
先生「君は脚に妙な感じがすることないか?」
シ「時々…チクチクと…。」
先生「仕事が終わると治まる。」
シ「わかります?…」
先生「感覚異常性大腿痛です。…その銃のせい。」
シ「銃の…?」
先生「外側大腿皮神経を圧迫してる。…肩のホルスターにすれば症状は消えるだろう。」
※日本では感覚異常性大腿痛ではなく、異常感覚性大腿痛という名称です。
銃がずーっと身体に当たっているだけで症状が出る可能性があるわけです。(ドラマだけど、アメリカ医療ドラマの医療関係の話で嘘はない。)
銃の重さは想像でしかありません。かなり重いものと考えますが…。
身体を締め付けるような洋服も症状に加担していることが想像できませんか?
このような症状に悩んで、医療機関や我々のような民間療法にご相談されても、なかなか治りきらない場合、きつい服を着ていないか?ということにも思いを巡らせてみてください。
医療機関のケア、我々のようなところのケアを30分受ける時間よりも、あなたがあなたといる時間の方がとても長いです。
以下は、外側大腿皮神経に問題が出ている場合の話をします。
神経を絞扼(締め付ける)ことで出ている症状と、その原因と思われることと、どのように改善していくかという話です。
例・絞扼性外側大腿皮神経障害
最初に申しますが、現象のイメージは湧きますが、病名系については、これに限らず知らないこともあります。今回もこのシークレットサービスの人の現象にこういう病名?がついていると知りませんでした。
だから、上記で異常感覚性大腿痛という名称みたいです。と「みたい」と申しております。
主症状
外側大腿皮神経の支配域(大腿外側から前面)にしびれや痛みがあります。
↓このピンクの線が外側大腿皮神経です。
症状が出る理由として考えられていること
- 大腰筋が緊張(し過ぎ、時間的に長時間)
することによる、
- 骨盤の前傾の増大
- 腰椎の前腕の増大
↓が
外側大腿皮神経の摩擦や絞扼を生じさせ
↓
外側大腿皮神経の担当する場所にしびれや痛みが出る。
改善するには
- 大腰筋の伸張性の向上
- 骨盤・腰椎のアラインメントを理想的にする
と、されています。
アラインメント…骨の並び
カイロプラクティックで出来ること
外側大腿皮神経は、腰神経の1番2番から出て網のようにつながり、また分岐して前腿・後ろ腿に広がります。
腰椎を動かします。
外側大腿皮神経が出てきた場所だけではなく、腰椎の部分で動きが悪くて神経が絞扼を受けていることもあります。
どの程度絞扼を受けているかには個人差がありますが、腰椎の動きが悪くなっている方がほとんどです。
本人がすること
症状の原因になっていることの原因が
- O脚
- 内股O脚
上記状態になるような身体の使い方をしていることであることがほとんどです。
O脚だからとか内股O脚だから、ということで、外側に原因があるように錯覚していることが多いです。
でも、そうなるような身体の使い方をしていることが原因です。
↑あなたが悪いということを言いたいのではなく、自分で身体の使い方を改めることで治ることが出来る。と言いたいのです。
もちろん、最初はずっとしてこなかった身体の使い方ですから、一人で頑張れるものではありません。
骨盤や腰椎の動きを良くする(骨盤矯正・骨格矯正)をして、動きが悪くなっている場所を効率的に動かす。といった部分を我々にサポートさせて、
そこから、自分で習慣を変えていきましょう。
大腰筋の緊張が原因であることから、大腰筋のストレッチを案内されることもあります。
ここで気を付けたいのは、腰の部分にカーブを描くようなストレッチになることです。もちろん感覚としてお腹が伸ばされるような感覚が大事です。
L字に折るような一か所に負担をかけるようなポーズは、動きの悪い関節は使わず、動き過ぎている関節を使い過ぎてしまいます。
ここで、うまいカーブを描くにも、カイロプラクティックは助けになれます。
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