外脛骨(がいけいこつ)の痛み
【外脛骨(がいけいこつ)による痛みについて】
私にも外脛骨があります。
中学生の頃、バレー部の激しい練習とマラソンの練習で酷く痛かった時期があります。
※上記画像は、現在まったく痛みも腫れもなくな画像なので、ちょっとわかりにくいです。
ひどく痛い時期は、腫れていて大きさも赤みもありました。
整形外科さんに通院し、
足底板(そくていばん)を 作って、練習時には着け、一番痛い時期には 日常的にも着けていました。
足底板は足の「アーチを作ることで痛みを軽減する役割」を果たしてくれました。
治療となると、
外脛骨を根本的に解決するには手術しかありませんでした。
しかし、靴に当たる場所なので
人によっては、術後の傷口が靴に擦れて痛むことがあるということで、病院では強く勧めないとのことで、経過観察になりました。
高校生になって運動部ではなくなったので、激しい痛みは出なくなりましたが、 たまに痛くなることもあり、
高校時別件で通院していた病院の理学療法士の先生に相談しました。
歩き方がおかしいから痛くなるんだよ。
と、教えてもらいました。
歩き方がおかしいことは指摘されても、具体的な方法がよくわかりませんでした。
- おかしい
- 脚が足に乗っていないということは教えてもらえたので
自力で気を付けました。
外脛骨とは
外脛骨とは、種子骨に分類される骨で、多くの人には存在しない骨です。
舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨の内側にあります。
内踝(ないか・内側のくるぶし)の斜め下辺りです。
もう一つ踝(くるぶし)があるように見えます。
この骨の存在が、足の骨の細かい動きに 影響し、
外脛骨の辺りが痛くなります。
また、その上を通る筋肉(後脛骨筋)が 痛くなることもあります。
症状としては
- 腫れ
- 痛み
- 発赤(赤くなる)
などです。
1986年当時は、この骨のある人は10%と言われていましたが、最近では15~20%の人にあると言われています。
外脛骨なんで出来るの?
はっきりした論文の存在を知らないので、
ここは憶測・経験則での私の考えです。
生理学的な法則である、
- 身体は身体を守る働きをする
- 骨は刺激により圧電現象が起こり骨代謝が行われる
という二点から、
姿勢や身体の使い方が悪く、
外脛骨の出来る場所に 負荷がかかり
身体を守るために出来て、負担を強いられて育つ
のではないか? と考えています。
外脛骨の存在は手術以外で変えられないが…
そこに骨がある以上、 その骨を削除することが
唯一の解決だとすると、手術で切除する以外ありません。
しかし、
- 足の骨をよく動かし
- 姿勢を変え
- 身体の使い方を変える
ことで
外脛骨のない私にはなれなくても、
外脛骨があっても痛くない私にはなれます。
つまり、「治癒」の定義が「外脛骨のない状態」であれば、手術しかありませんが、
「痛みの出にくい身体づくり」はしていかれるということです。
身体の使い方、
特に臀筋(お尻の筋肉)を 使えるようにすることで、姿勢が変わり、 足の使い方が変われます。
実際、姿勢を変えると外脛骨の見え方(身体のライン)が変わります。
つまり、本人の力に依存するところです。
本気で取り組めないのであれば、変われません。
外脛骨が出来てしまうような姿勢とそうじゃない姿勢
※既に問題が出ない状態の足でわかりにくい画像ですが、比較してご覧ください。
正しい姿勢
足に脚が正しく乗っていると
外脛骨が出来る必要もない(と身体が判断する)し、外脛骨があっても痛みは出ないか出にくいです。
外脛骨が出てしまう(そもそも出来てしまう)姿勢
臀筋(お尻の筋肉)を使わない立ち方なので、脚が足にちゃんと乗っていません。
既に問題が出ない足なのでわかりにくいですが、
上段の足と比べると外脛骨が張り出しているのがわかります。
この状態が積み重なることが痛みの原因です。
当院では
骨盤(仙腸関節)を動かしカイロプラクティックで 身体全体をはたらきやすくします。
これは、良い姿勢を取りやすい身体の状態に戻るためです。
必要に応じて、
動きが悪くなっている筋の
- トリガーポイント
- 操体法
などの療法を 融合して使います。
また、正しい姿勢の取り方と臀筋の使い方を指導します。
O脚ではなくとも、外脛骨がある場合、
O脚矯正コースを受け、
臀筋をトレーニングする ことも推奨します。
しなきゃならないわけではありませんが、早道だと考えられます。
O脚矯正コースの特別ページは
こちら http://www.daisy-kgs.com/