急に痛みが出るのは、急に悪くなったの?!・痛いのは一箇所なのに全身整える理由は?!…の図
2013年3月11日ブログ、2020年12月2日rewrite
よく、
「昨日まで痛くなかったのに、 今朝から急に痛いんです。特に何かをした記憶はありません。」
と、お話しいただくことがあります。
- 「今日から痛いということは、今日からおかしくなった。」
と、思う方が多いですが、「痛い」と「感じ」られたので今日なだけでようすが悪いのはそのずっと前から始まっています。
ということを説明しています。
それを図に例えて話します。
身体の現在地
身体の状態というものは、日常生活の一つ一つの積み重ねで出来上がっています。
今あなたが持っている、今のあなたの状態は、これまでの積み重ねで出来上がったものです。
東京にいたとします。
新幹線に乗って、風景を見ても見なくても、2時間30分すると新大阪に到着できます。
それと同じように、
痛みが始まったのは今朝かもしれませんが、悪い状態はずっと積み重ねられてきていることがほとんどです。
今日起きて、背骨が右に動いたから痛くなったわけではありません。
今日起きて、寝違えて痛くなったのは、寝違える土台作りがそれまでにされているということです。
身体が悪くなっていく・整えていくというイメージ図
- 身体が痛くなったり悪くなっていくってこういうことです。
ということと、
- 身体が悪くなっている時に、痛い場所ではなく、痛い場所を作った原因を整えていく。
というイメージをお話しします。
長ーいですが、これが分かっていると、
焦らずに身体を良い状態にしていくイメージが湧き、治療効果も上がりますので、じっくりお読みください。
まずは、身体が悪くなっていくようすです。
１．全員で協力し、元気に働いている状態。
一人１０の力を使い、全員で１００の力で働いています。
イメージ１
２．⑤くんの調子が悪くなり、はたらけなくなりました。
今まで、一人１０の力で足りましたが、⑤くんの穴を埋める必要が出てきました。
だから、残りの９名全員が１２.２２２２２２２…の力で働くことが必要になりました。
イメージ２
３．一人１２の力で働き続けたために、今度は⑩くんも疲れてきました。
イメージ3
４．⑤くんははたらけなくなり、⑩くんはつらくなりました。
⑩くんは、４のはたらきになりました。
残りの８人は、一人１４.５のはたらきが必要になりました。
イメージ4
５．⑩くんもはたらけなくなりました。
他8人で、一人１５のはたらきが必要になりました。
イメージ5
‐状態が悪くなっています。
身体に例えると、
負担を感じ、
疲れやすくなったり、疲れを解消しにくくなっています。
６．④くんは痛みを感じ、④くんも９のはたらきになりました。
他のぼやたちは一人１７.２８５…のはたらきが必要になりました。
イメージ6
‐身体に例えると、
痛みはある。
でも、痛かったり、痛くなかったりなので、
積極的治療よりも、他のことを優先していることが多いです。
７．１７のはたらきが必要になった途端、
⑨くんは痛みに耐えきれず、はたらけなくなりました。
④くんも痛みを抱えてはたらいたために４のはたらきになりました。
他のぼうやたちは２２.6のはたらきが必要になりました。
つまり、最初に必要だった力の２．６倍もはたらく必要が出ています。
イメージ7
‐身体に例えると
ここまできて、初めて整体を利用するきっかけになることが多いです。
次に、身体を整えていくイメージです。
痛みがあるのは④くんと⑨くんです。
でも、その原因はさきほどの図で考えると④くんと⑨くんの痛みが出たのは、過剰負担のためです。
⑤くんと⑩くんがはたらけなくなったために起こったと考えれます。
だから、痛い④⑨ではなく、⑤くんと⑩くんをはたらけるようにしていきます。
④くんと⑨くんにかかっていた過負担が減り、痛みが軽減されるかなくなります。
イメージ8
‐原因になっている場所の状態を整えると共に、原因に影響されていた全体を整えます。
そして…
○この状態で長く大丈夫(痛くない、気にならない)なので、
それ以上の治療は望まないという方はそれでも良いですが、
長期に渡り ５．や６．で頑張った人は
４．５．６．７．に行きやすいです。
それでは痛みの繰り返しになるので、
(※痛みの繰り返し自体、「痛み」に対して問題があります。)
最初は集中的に施術を受けることが理想です。
そして、症状が良い状態になっても、身体がベストな状態で働けるように「メンテナンス」で利用することも理想です。
※個人差・環境差はあります。
【余談】
メンテナンス??
初期に、週に1回とか、月に1回の利用することは、メンテナンスとは呼べません。
メンテナンスって定期点検的なものですよね?
悪い状態のまま、浮上していないのに間隔を空けて利用するのは、毎回治療と言えます。
