良い習慣を積み重ねて、健康寿命を延ばしましょう。
ロコモティブシンドローム
運動器症候群
という概念はご存知でしょうか。
ロコモティブシンドローム(略称ロコモ)は、
2007年に日本整形外科学会が提唱した概念をあらわす言葉で、運動器障害のために移動機能の低下をきたした状態を言います。
加齢に伴う筋量・筋肉の低下で「加齢性筋肉減少症」とも言います。
「健康寿命を延ばしたい。」
「いつまでも健康で歩きたい。」
誰もが願っていることと思います。
現在、「骨粗鬆症」「変形性関節症」などに悩まれている方々も、
すごく悪い生活習慣をしていたとか、
そういったことの結果でなったわけではなく、
普通の日常生活の積み重ねでなられたのではないでしょうか。
いつまでも20代の身体でいるのは不可能ですが、
少しでも元気に歩き続けたいという願いは、
良い生活習慣の積み重ねで、自分で限りなく可能にしていかれます。
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ロコモティブシンドロームに…
なっていたり、
なりかけていたり、
今のままでは将来的になることを
チェックするロコモ度テストというものが
https://locomo-joa.jp/check/test/
で、紹介されています。
このロコモ度テストというのは、
チェックして喜んで終わり、
チェックして悲しんで終わり、
ではなく、
出た結果を踏まえ、
紹介されている
- では、どのような運動をしたら良いか。
- では、どのような体操をしたら良いか。
を行い、今ある自分より少しでも
身体の機能をスムーズに使うためのものです。
- 服の脱ぎ着はスムーズですか?
- 靴下の脱ぎ履きは立って行えますか?
などというのはロコモという概念が生まれる前から、
運動チェックとしてあります。
私はチェック項目として
- 靴の脱ぎ履きの時に、何気なくどこかにつかまっていませんか?
- ベッドから起き上がる時に反動で起きていませんか?
というものも加えてほしいなと思います。
いずれも、
それぞれ安全に行うことが第一なので、
悪いことではありません。
でも、自覚する必要があります。
がっかりするためにではなく、
「ではどうするか?」
という行動に移すためにです。
紹介されている運動を習慣にして積み重ねて、
今の習慣の積み重ねとは違う未来を
自分で作って行かれたら良いと思いませんか?
丈夫な骨は栄養を摂るだけでは作られません。
『骨の形は姿勢で変わる。
骨の質は運動で変わる。』
という法則があります。
良い姿勢で、適度に身体を動かすこと
の積み重ねが、丈夫な骨を作ります。
栄養を摂るだけではなく、
摂った栄養を使うような行動をすることで、
骨が丈夫になったり、
筋肉が血行良く弾力あるようになったりします。
当院の健康教室では
身体って食べ物や行動から作られている
ということを勉強します。