【水分摂取】摂取しても摂取にならないお茶やお酒、その理由
※個体差・環境差があるので、以下に示す「量」はあくまで目安と考え、常に自分の身体と相談しましょう。
水分摂取というと、ちょっと間違った解釈をされている方がいますので、話します。
- お水を摂るのに甘いジュースじゃだめだよね。
- お水を摂るのにお酒はだめだよね。
と、このくらいは、多くの方が考えると思います。
甘いジュースやお酒以外なら、液体もの全て水分摂取になるという考えをされている方は意外に多いです。
でも、液体もの全てが水分摂取になっているわけではありません。
液体摂取≠水分摂取
緑茶、ウーロン茶、紅茶等、カフェインが入っている液体は、液体だけど、身体に入れる水分にはなれるとは言えません。
カフェインは、利尿効果が強いので身体にお水が残りません。入れても出て行きます。
しかも、飲んだそれが出ていくだけではなく、たくさん飲んだら、次に飲んだ水分も排出させるという効果も発揮します。
- カフェイン飲料は「水分を身体に摂り入れる」という目的には不向きです。
- カフェイン飲料500cc超えると利尿効果になります。
⭐️飲んじゃいけないものではありません。飲んで楽しむのは◎です。
ビール1.0リットル飲むと1.1リットル排出
ビールは1リットル飲んで、1.1リットル排出と言われています。
そして、アルコール濃度が高いほど利尿作用が強いそうです。
でも、お酒飲みに行って脱水にならないのは?
それでも毎回脱水にならないのは、お酒と一緒に食事から、水分と電解質を適度に摂っているからです。
水!水!水を飲まねば!と思い過ぎの水信仰の必要はありませんが、
水分は賢く摂取しまししょう^^
以下、
環境省熱中症環境保健マニュアル2009資料より…
【人間の水分の出入は2.5リットル】
入り
- 食事で1リットル
- 飲み水1.2リットル
- 体内でつくられる0.3リットル
出
- 尿・便で1.3リットル
- 呼吸や汗で1.2リットル
これだけですと、お水は1.2リットル飲めば足りそうですが、
スポーツで汗をかく場合などはその分を補給しましょう。
- 入浴は40℃の湯に10分で500ml水分が出ます。
- 皮膚、粘膜、呼気(吐く息)で失われる水分は、不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と言い、体温1℃上昇で200ml増えます。
【水分補給は1回200ml前後で】
1回で体内に取り込めるのは200ml~250mlと言われています。
経口補水液は体内に素早く吸収されるようにブドウ糖とナトリウムの濃度比が厳密に定義されたものです。
スポーツドリンクに比べ、塩分が多く糖分が少なく、味覚的にあまり美味しくありません。
美味しいと感じるときは脱水症状が疑われます。
(専門家の指示、アドバイスの下に飲む物で、常飲するものではありません。)
参考までに…
【私が数年前に脱水になった時の話】
をします。
頭が爆発するんじゃないかっていうくらいの頭痛が起こり、
何度も嘔吐しました。
(最初は脳を心配されました。)
思い起こす予兆
思い起こせばその一週間くらい前から、
- いつになく疲労を感じる。
- いつになく寒さを感じる。
- いつになく足裏が乾燥している。
といった感覚がありました。
その4日くらい前からは、まぶたが重くて目が開けづらいなどもありました。
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