身体に備わる治癒力って、「治す」だけじゃない。
00.はじめに
【免疫医学研究会】
免疫医学研究会に於いて、メディカルドクターによる免疫医学を勉強いたしております。(2015年-2019年)
しっかり勉強してそれから…と思っていると時間がどんどん過ぎてしまうので、まだ勉強途中ではありますがここで学んでいちばん自分のためになっていることをお話しします。
先日、肝臓がんで伯父が亡くなりました。伯父は…伯父に限らず当家の者は…お酒をたっぷり飲みます。
伯父が肝臓がんになって、声を大にして言っていたことは、
「俺の(がん)は、ウィルス性肝炎由来であって、決して酒が原因じゃねぇ。」
ということでした。
そう言って、病と闘う伯父を否定しませんし、それが伯父の信じる道だったのですから、それを今さらどうこう言いたいわけではありません。
でも、本来、人間には自力で治る力があります。という話をしたくての今回のブログです。
01.本来の治る力がはたらく条件
人間には、自分で自分を治す力があります。
でも、その力がしっかりと発揮されるには、条件が必要です。
ちなみに、病気が発揮されるにも、ある程度の条件が重なる必要があります
治る力が発揮されるのは、身体の中で、自動的に行われている以下の二つの内部の状態
- 治る力をフル発揮出来ている状態
- 悪い条件が重なって病気になる状態
のうち、
治る力がフル発揮出来ている状態の方が強い状態である
という時に発揮されています。
沈黙の臓器・腎臓肝臓
腎臓と肝臓は沈黙の臓器と呼ばれますが、ご存知でしょうか?
どちらの臓器も、大きな仕事…
- 腎臓→血液の濾過(他にも仕事有)
- 肝臓→解毒(他にも仕事有)
をしています。
腎臓と肝臓は、血液と体内の毒を解毒するという大きな仕事をしています。
その大きな仕事が滞るわけにはいかないので、
ちょっとの不調じゃ、問題を出さずに、とにかく頑張れるように出来ています。
ちょっとの疲れじゃ大きな症状を出さず、もうこれ以上働けませんとなった時に、いきなりいろいろ働けなくなる臓器なんです。
大きな器に入る量の水を注いでいるうちは、一滴も溢れることはない代わり、一滴でも多いと溢れるのと同じです。
ちっちゃい不調じゃ痛いもつらいも言わず、黙~って働いてくれているのです。
でも過労であるサインを出してくれる時もあります。
例えば、肝臓さんが過労しているサイン↓
02.お酒を飲んでむくむのは…
- お酒飲んで翌朝むくむという経験
- お酒飲んでむくんでいる人を見たという経験
はありませんか?
肝臓には、解毒の他に、血液中にあるアルブミンというたんぱく質を作るという仕事をしています。
このアルブミンが、各所にある水分を引きつけて、血液中を流れていきます。
ところが、お酒の飲み過ぎなどで、肝臓さんが解毒作業に追われていると、
アルブミン生産力が落ちます。
アルブミン生産力が落ちると、各所に流れるアルブミンが少ないので、本来引きつけたいほどの水分を引きつけられません。
引きつけられないから、各所に水分が残ります。
各所に水分が残った状態が、身体がむくんでいるという現象になります。
※お酒を飲んでお水を飲むとむくむからお水を飲まないという方がいらっしゃいますが、原因はお水が多くてむくんでいるわけではないので、お水はしっかり摂取してください。
むくみ現象が起きるということは、肝臓さんにとって過労になっています。文句も言わず黙~って働いているけれど、
この場合むくみという現象を起こしています。
この時に、
「あ、肝臓さん疲れているね。」
と、サインを読み取り、
肝臓さんが疲れていることに気づいてあげてください。
疲れていても頑張って機能してくれているうちに、肝臓さんを労わってあげてください。
おいしくって楽しいお酒を止めろとは言いませんが、
ここで、気づいて、正常な仕事をしてもらえるようにしましょう。
あなただって、自分の通常業務に、
割り込みの仕事が入ってきたら、通常業務が滞って残業しなければならなくなりますよね?
それが、週に2回とか3回でこなせたとしても、
毎週毎週週に5回もあったら、常に自分の仕事量が多くて、疲労しませんか?
肝臓さんだって他の仕事もあるのに、また解毒作業に追われるのです。
でも肝臓さんは黙~って働いています。
ここで、
ウィルス性肝炎由来のがんは、お酒が原因じゃないかどうか、という話に戻ります。
ウィルス性肝炎由来で、お酒が原発の物ではないかもしれません。
でも、肝炎自体を発症させないようにするために、常に肝臓が普通の仕事を普通にこなせていられる環境だったら肝臓は元気でいることが出来るのです。
解毒解毒に明け暮れている肝臓さんじゃ、健やかに過ごすために行う多彩な代謝活動(酵素の合成など…)を必要なだけ行えません。
人の生死は、わからないと言えばわかりませんし、健康的な生活をした人が長く元気に生きるわけでも身体に悪そうな生活をした人が必ずしも短命というわけでもありません。
でも本来の治癒力が発揮出来れば、持って生まれた条件の中で、最高に元気でいられます。
03.治る力がフルに発揮って?
身体には、そもそも治る力が備わっています。
上記例で話した臓器、腎臓、肝臓は、何かを治すというはたらきはしていませんが、腎臓が血液を濾過することや肝臓が解毒というはたらきをしてくれるおかげで、身体は正常な活動をして、元気でいられます。
何かを治すことだけが治癒力ではなく、この今ある元気な状態でいてくれることも治癒力です。
—————————–
肩こり・頭痛・腰痛・疲れに
【横浜市緑区の整体】デイジー整体院
JR横浜線十日市場駅徒歩3分
横浜市緑区十日市場町817-2フォーラム88-301
電話045‐985‐0023
完全予約制
平日9:00~17:00
土日9:00〜17:00
火曜・祝日定休
デイジー整体院ホームページ
https://www.daisy-seitai.com/
完全予約制 1日6名まで
「ブログを見て…」とご連絡ください。
ご予約ご質問はメールからも
行えます。(各コース共通)
メールアドレス info@daisy0023.sakura.ne.jp
フォームから https://www.daisy-seitai.com/contact/
メールのチェックは一日に1回~2回です
ので、返信にお時間いただく場合もございます。
お急ぎの方は
045-985-0023 までお電話願います。
**********