腰痛患者のためのEBM資料とデイジー整体院の初診

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腰痛患者のためのEBM資料とデイジー整体院の初診

1.はじめに

2.初診で「これから受ける施術の説明」という資料を渡している理由

3.初診で充分ならば、なぜゴールデンルールを紹介しているのか?

4.ストレスと痛みの関係

5.腰痛患者のためのゴールデンルール

6.治癒を妨げる因子

 

1.はじめに

1991年に、EBM(evidence-based medicine)科学的根拠という概念が生まれました。

当院では、

1995年8月に米国連邦政府厚生省ヘルスケア政策研究局出版の
「成人の急性腰痛治療ガイドライン」という本にある腰痛患者のためのゴールデンルールに沿ったアドバイスを行っています。

「現時点で最も信頼のおける科学的根拠に基づいて診療する」

ということが推奨されているからです。

院内に「腰痛患者のためのゴールデンルール」というA4サイズ2枚の資料を置いています。
 

2.初診で「これから受ける施術の説明」という資料を渡している理由

トップページで話しておりますが、私は自分の健康の問題を少しも説明されずにいたことで自分の健康を自分でコントロールできず遠回りをしました。

  • 詳しくなくていい、
  • 難しくなくていい、

でも広く大きな意味では身体の理解が自分の健康を自分でコントロールできる最善の方法だと考えています。

ですから、ルールでこうなっているから。ということではなく、なぜこのようにしているかという根拠を大切にして、施術にあたっています。

伝える方法として、初診時に「これから受ける施術の説明」という資料を渡し、「痛い場所ではどんなことが起きているか?」といったことを説明しています。

ここをしっかり理解できると、自分が何を受けて自分の身体で何が起きているかが分かってきます。

知らずに

  • 整形外科で薬・湿布を処方してもらう
  • 鍼灸(しんきゅう/はりきゅう)
  • マッサージ
  • 整体
  • カイロプラクティック
  • 心理療法など

を受けて、なんとなく良くなるという選択ではなく、

「あ、だから良くなっていくんだ。」と知ることが改善の近道であり、自分の健康を自分でコントロールして人生を楽しむ方法だと考えています。
 

3.カイロプラクティックで充分ならば、なぜゴールデンルールを紹介しているのか?

私が関われる患者さんの数には限界があります。
その私の経験則や統計よりも、痛みの研究を10年も行ってきたアメリカという国の大きな機関で研究された統計の方が信頼性が高いと感じるのは自然なことです。

ですので、これは、
私が勝手に私だけの経験則で話しているのではなく、統計的に根拠ありと認められたゴールデンルールであるとして紹介しています。
 

4.ストレスと痛みの関係

日本腰痛学会が2012年12月30日に

腰痛の発症や慢性化の85%に心理的・社会的なストレスが影響する

出典:日本腰痛学会

ということを認めています。

画像検査(レントゲン・MRI)などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(指針)に正式にまとめています。

でも、ストレスだから
と、簡単に片付けたり、諦めたり、解決方法がなければ、それはそれで戸惑いますよね。

なぜストレスが「痛み」「不調」に身体の仕組みとして影響してしまうのかということを初診や通院過程で説明していきます。

ストレスが腰痛悪化であるということがゴールデンルールにあるのです。痛がなぜ出ているのか、このままいつまで痛いのかという心配事もストレスで、そのストレスがさらに痛みを増すことができます。
 

5.腰痛患者のためのゴールデンルール

①腰痛を恐れてはいけない。ほとんどの腰痛は危険な疾患ではない。
②腰が弱いと思いこまないこと。腰椎は身体の中でもっとも頑丈な部分。
 ひとつの腰椎は、上下の椎間板と上下左右にある椎間関節で連結されている。
 さらに複数の強力な靭帯と数多くの筋肉によって強化されている。
③最初に取る行動が大事。痛くても安静にしてはいけない。安静は回復を遅らせる。
④仕事を持っている人は、出来るだけ仕事を休んではいけない。
 腰痛は普段通りの生活を続けると早く回復する。
⑤人間の腰は動かすようにできているので、
日常生活に戻るのが早ければ早いほど、症状の回復も早くなる。
⑥腰痛に対する最善策は、痛みがあっても身体を動かし、普段通りの日常生活を続けること。
⑦痛みの緩和に役立つ治療法はあるが、症状の回復は基本的にあなた自身の努力に依存する。
⑧たとえ耐えられないほど痛みが強くても、それは背骨に重大な損傷があるわけではない。
⑨中には痛みが長引く人もいるが、それは重大な疾患を意味しない。
最終的には遅かれ早かれ治る。
⑩画像診断による異常所見は、しわや白髪と同じ正常な老化現象なので心配ない。
⑪ほとんどの腰痛疾患は手術の対象ではない。手術を必要とする危険な疾患は稀。
⑫腰痛にまつわる恐ろしいうわさ話に耳を傾けてはいけない。それらは何一つ根拠がない。
⑬腰痛に対して不安や恐怖心を持たない。生涯寝たきりになることはない。
⑭不安やストレスは、腰痛を悪化されたり、慢性化させたりするので、リラックス法を学ぶ。
⑮楽観的にプラス思考であることが重要。腰にあなたの人生を左右させてはならない。
 

出典:日本腰痛学会

6.治癒を妨げる因子

  • 腰に対する不安と恐怖心
  • 根拠のない時代遅れのアドバイス
  • 条件付け
  • 過剰なストレス

痛みが出るというイメージ作りも身体に良くないので、テレビコマーシャル等の「痛い」という画像動画も見ないことがベターです。

子供の頃は、なんでも生き生きと取り組めましたよね?
確かに子供の方が再生力が強いなど身体の仕組みとしての良い条件もありますが、気持ちや思考は大事です。

 

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