どんな枕・寝具がいいでしょうか?…今使っている枕が体に悪いのかなぁ…首の痛み・寝違え・肩こり・腰痛は寝具のせい??
今使っている枕が悪いのかなぁ…
身体にとって…
「どんな枕が良いのでしょうか?」
と言った質問をよくいただきます。
- 首の痛み
- 寝違え
- 肩こり
- 腰痛
は、寝具のせいでしょうか??
結論から言うと、寝具ではなく、身体の不調は身体の方に問題があります。
もちろん、
- 高すぎる枕
- 硬すぎるベッド
- 柔らかすぎる枕
- 柔らかすぎるベッド
だと、
- 過剰に首や肩関節を曲げてしまう高さの枕
- 沈み込みすぎて寝返りの打てない枕やベッド
であれば、寝具側に原因があります。
でも、寝具側の条件がそんなに悪くもないのに、身体の方に問題があれば、それは、身体側の問題です。
せっかくの休息時間なのに、睡眠の質を下げます。
睡眠がとれるいい状態の身体とは?
※今回話すのは、身体の内部のはたらきではなく、筋肉・骨といった面からの話です。
背骨という骨は、一本の骨からなるのではなく、骨が連結してなっています。
- 不正姿勢による筋肉の疲労の蓄積
- 運動不足により「動きの少ない生活」の積み重ね
により、
- 関節…最大動いた後の遊び
- 筋肉…よく伸びてよく縮む
という動きが悪くなっています。※身体の柔軟性に自信のある方でも、ある場所は柔軟性が高く、ある場所は動きが悪いということがあります。
ちなみに、硬い身体は、特に「動く」といった場合以外の動きも悪くなっています。
「動く」場合以外の「動く」とは
身体は呼吸しているだけでも動きがあります。
例えば、仰向けでお布団かけて寝たら、胸の部分が上下するし、その動きは水の波紋のように身体に広がります。
骨の連結だから睡眠の時にリラックスできる
背骨だけではなく、身体は一つの硬いものではなく、部分部分があって連結しています。
だから、脱力すると、その場に馴染んだ形になれます。
数珠をイメージしてみてください
数珠は、段差のある場所にテキトーに置いても、その段差に馴染んだ形をとれます。
身体もそんな状態だと、良い状態で寝ることが出来ますし、
硬ければ特定状態に馴染めない。
馴染めないと、その場所はリラックスできない。
と良質な睡眠の妨げになります。
施術中によく見かけるからだのようす
例えば、肩の緊張(厳密には大胸筋等)が厳しいと、仰向けになっても、肩が地面に馴染めない。
馴染めないで丸まって、緊張。
です。
↓これは、首にアプローチする時に、緊張が強い人によくみられる状態です。
身体に力が入ったままだと、眠りにも入りづらいですよね。
だから、寝具と同じくらい…寝具より…自分の身体をどう扱って生きるかが大事です。