脚を組む理由は、骨盤のゆがみ?!…関係していないとは言いませんが…違う。
そもそも骨盤のゆがみという言葉が一人歩きし過ぎて、施術家の中にも誤った理解があります。
骨盤が歪んでいると仮定した場合でも、言えることですが、座った時に脚を組んでいる場合、
- 組まずに座るための筋肉が衰えています。
↑衰えているというと、最初はあった筋肉が弱くなっているということになりますが、衰えたから組んだのか、組んだ方が楽だと感じた時点から習慣になってしまって、もっと衰えたのか…。まあいろいろあります。
※構造的な話は
➡ https://www.daisy-seitai.com/2017/09/26/7021/
を参照にしてください。
今日は
構造的な話ではない話をします。
じゃあ、組まないで座るように心がけよう
と、思った時に、
①組まずに座るための関節の微妙な動きが悪くなっているから動かそうという意味
で、我々の施術を利用することは有効です。
でも、
②歪んでいるのが悪いから、施術を受ければいい
というのは誤りです。
①と②の大きな違いは、脚を組んで座っている理由が、
- 自分にある
- 外側にある
という捉え方の違いがあります。
これがいちばん大きな違いです。
同じ施術を受けても、①主体的に受けるのと、②受け身で受ける場合、長い目で見ると結果が違います。
もちろん受けるその行為自体は、すべて受け身で身体は任せてほしいです。
でも、骨盤がゆがむことを仮定した場合、
ゆがんだのは、外側の問題か?と思いを巡らせたら、事故や怪我ではない限り、日常生活や習慣の表れですよね?
すごく丁寧に身体を使っても、癖や習慣で動きづらい場所は出来てしまうものです。
だから、何もしなかったら、やっぱりすぐに身体にとって使いづらい身体になりやすいことを想像してください。
それと、
姿勢は心の反映ということもあります。
…こういう気持ちでいるのに、姿勢だけ正せますか?
もちろん姿勢を正すことが気持ちを明るくする場合腿あります。
こういう気持ちでいることそのものに向き合わないと変わりません。
↑こういう気持ちそのものに、○も×もないです。でも、こういう気持ちでいる自分という現在地を知らなかったり、見ないふりしたりでは、何も変わりません。
骨盤と足を組む話に戻ります。
で、話が飛んでいるので、骨盤がゆがんでいるから脚を組むんじゃなくて、筋肉が衰えているから脚を組んで(足をひっかけて)座っている場合がほとんどです。
姿勢そのものでもいいし、筋トレでもいいし、お散歩しているという人なら距離を伸ばしてみたり、歩き方を早くしてみたり、少し走るを取り入れたり…今の自分を作っている習慣を変えなければ何も変わりません。
それから…
言うまでもないと思って省略していることが一点。
脚を組むから骨盤がゆがむ
というのは、ほぼ完全に間違いです。
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ここで、私がしている話は、理解しづらいかもしれません。
私自身、どうすれば正しく伝わるんだろうか…と思いながらいます。
いつでもです。
一つのことを伝えようとする時に、誤りなく完璧に伝えようとすればするほど、あんな場合・こんな場合がいっぱい浮かんできちゃって頭の中がごちゃごちゃになるからです。話の出発点と終着点の間にいろんな思考が巡ると、なんか言いたかったことと違う場所に行きついていることが…。
一つのブログに、ONEメッセージじゃないと、読んでいる方は混乱するものです。
後で見直して一つずつに分けます。
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