運動ではなく、連動。体操ではなく、操体。他療より自療的な施術

ブログよくあるご質問施術について

施術に操体法(そうたいほう)という技術も利用しています。

操体法

自身の動きで身体を弛めるものです。

負担は少なく、連動は大きく、で、この操体法という方法だけで治療を完結する治療家さんもいらっしゃいます。

体操じゃなかったんですか?!

長く当院ご利用の方で、最近になってこうご質問された方がいました。

結果さえ出れば、説明は少なくてもいいと思っていた時代が長かったので、こういう誤解も多いのか…と思いました。

これは、身体を弛めるために行っているものです。トレーニングでも、力比べでもありません。

身体は一箇所だけ動かすわけではなく、「連動」して動いています。

レオナルドダヴィンチ

レオナルドさんの作品が素晴らしいのは、手の小指を動かす時に連動している左の肩もしっかり描かれているからだそうです。

例えば…

  • 椅子に座って、右の膝をあげてください。

この命令に従って右の膝を上げる時には、必ず左足を踏み込んでいます。

体感できますよね?

こういった動きを描きこめているそうです。

操体法では、

この連動をうまく…

  • 手の届かない体の奥を
  • 痛みや不快感を伴わないで
  • 関連している動きを

操作して、身体の症状を取っていきます。

そんなにいいなら、これだけで完結してもいいのでは?

と思われるかもしれませんが、誘導語が難しい場面もあって、私はその誘導語をサッと理解してもらいやすいものだけ利用しています。

また、寝違えで首が痛い、寝違えっぽく首が痛い、…など、身体を動かすのも厳しい方々には積極的に利用しています。