前屈を出来る人でも、意外に硬い。…身体硬くないのに、どこか身体に問題が出る人。
2013年9月投稿、2020年12月11日rewrite
「身体が硬いと怪我をしやすい」
と、よく言われます。
でも、身体に柔軟性あるのに、膝が痛いんだよな・腰が痛いんだよなという方々がいます。
いったいなぜでしょうか?
その前屈は美しいか?
前屈を出来る人の前屈を見ると、多くの人が「前屈」といって前屈をしても、異なる前屈をしています。
- 股関節から曲げ、膝は正面で行っていれば、うまく背面が伸びる前屈になるし、
- 股関節から曲げているけど、大腿骨を内側に向け過ぎていると背面が伸びる前屈ではないし、
- 腰だけを曲げている前屈は硬いし、
です。
立位で前屈した時に、手がどれだけ床に着いているかということだけで、身体の柔軟性を判断することはできません。
前屈できますというタイプの人でも、
- 膝が痛くなる
- 腰が痛くなる
等問題がある人は、都合の良い前屈をしている可能性が高いです。
良い前屈って?
少し大袈裟な図ですが、
前屈をした時に、大腿骨(だいたいこつ・腿の骨)を内旋(ないせん・内側に回旋する)した状態の人は、身体に問題が出やすいです。
これを体操としてなんとなく行っている人は、普段から伸ばしている場所を伸ばし、伸ばした方がいい場所が伸びていません。(※ただし、体操はやらないよりはやった方がいい。)
膝を正面に向けて前屈をすると、背面をしっかり伸ばせています。
これを体操として行っている場合、しっかり背面が伸びます。
自分の身体をしっかり意識して行うのは難しいです。
なので、私は、
- ストレッチボードを使う。
- ストレッチボードを使うように、何かを使って立位で背面を伸ばす。
を勧めています。
合わせて読みたいブログ
➡️ 身体の疲れがとれる柔軟器具【ストレッチボード】安全で効果的な使い方とは?
2013年9月投稿
自分が独立する時に、「もう、ちょっとおかしいから誰か治して~。」
と、言えなくなるわけなので、
自分の日々のメンテナンスのために
ストレッチボードを購入しました。
私の【開院必要物一式】の中でも大切な一つであるストレッチボード。
低い方に踵を乗せて全身をストレッチします。
体感的にストレッチされていることを感じるのはふくらはぎですが、全身に良い影響があります。
健康志向の高い方などからストレッチボードを発見されて「乗りたい。」と、リクエストをいただいたり、
自分が気になった人には乗ってもらったりしていました。
が、最近は、いろんな人に施術中に乗ってもらってようすをみているのですが、
前屈が得意でもこれにはうまく乗れない方も多いことが判明。
乗っても変な姿勢になることも。
下の画像は当院にあるスタイレックスという機器なのですが、O脚の方のために開発された機器なのですが、
O脚ではない方でもこちらをご利用後に椅子から立ち上がる動作をしていただくと、立ち上がりやすさを感じられる方が多いです。