あおむけで寝れない人って?-仰向けで寝られるように身体を動かした方がいい。-
2015年11月投稿、2021年8月rewrite
仰向け(あおむけ)で寝られない
仰向けで眠れる族からすると、仰向けじゃ眠れないという方々がいること自体不思議ですよね。
どんな風にでも眠れるならそれは問題ないかもしれません。
だいたい、寝返り打って打って打ちまくって寝たままの形で起きないので、神経質になる必要はありません。
でも、
- 仰向けじゃ落ち着かない
- 仰向けだと身体が緊張する
- 仰向けだとリラックスできない
といった場合、身体の動きが悪い可能性もあります。
仰向けでリラックスできない身体
仰向けで眠れない人は、仰向けでリラックスできない人です。
身体の前面側が緊張してしまっています。
それは、
- 筋肉が緊張しているのか
- 関節の動きが悪いのか
- 筋肉が緊張していて関節の動きも悪いのか
のいずれかが原因です。
※心理的直接的な原因は今回は省いて、身体側の話をします。
身体の前面側が緊張していると
身体が前に丸まっています。
すると、
- 真っ直ぐ立っているつもりでも、真っ直ぐ立てていないし、
- 腕を上にあげているつもりでも、しっかり上がっていないし、
- 疲れやすい
です。
真っ直ぐ立っていない?
当院で最初に行う検査の一つに、壁に沿って真っ直ぐに立つというのがあります。
これをしてもらうと、
- 壁にピッタリついているのがつらい
- 特に何も感じません
という二パターンに分かれます。
さらに、腕をあげてもらうなどのチェックもします。
壁にピッタリつくのが辛い方も、何も感じない方も、施術後は変化していることがほとんどです。
どのように変化するのでしょうか…。
- 壁につくのが辛かった方は→壁につきやすくなる
- 特に何も感じませんな方は→さっきより壁にくっつきやすくなる
ということがわかります。
壁につくのが辛い方だけではなく、特に何も感じなかった方でも、壁にピッタリ着く面が増えるのです。
それを寝台に寝そべる状態で想像すると、
- 壁につくのが辛い人は、寝台に身体を預けにくいから仰向けしづらい
- 何も感じない方も、意外に寝台に身体を預けられていない
ということが考えられます。
都合のいい真っ直ぐ
人のまっすぐは、自分に都合の良いまっすぐなことが多いです。
あおむけで寝られない。
あおむけで寝るのはリラックスできない。
という方々は、
バンザーイ!
って景気良くしている場面でも、実は身体が前に丸まっています。
つまり、まっすぐなバンザイが出来ていません。
腕を上げる時に動く場所
人間の身体は、はっきりと目に見えている場所だけではなく、その他の場所の動きが関係しています。
椎骨(背骨)も動く
片手だけ挙上する時には、最後の部分で、椎骨(背骨)の上の方が動いて挙上を完成します。
腰椎(背骨の腰の部分)
両手を挙上する時には、最後の部分で、腰椎(背骨の腰の部分)が動いて両手の挙上を完成します。
つまり、バンザーイがまっすぐ出来ない人は、腕や肩だけの問題ではなく、腰や骨盤の連携の動きも悪いのです。
壁に沿った、本当のまっすぐなバンザーイが出来ない人が、床に仰向けに寝そべってリラックスできないのは当たり前。
テキトーなバンザーイではなく、壁際でバンザーイする という動き(体操)をしましょう。
※急な動きで傷めてはいけません。 ゆっくり上昇させていきましょう。
身体がよく動ける状態を作ると、仰向けもしやすくなります。
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