西洋医学に+αで、賢く健康に。
「免疫医学研究会」受講内容の一部を紹介いたします。
ゲスト講師は、前回森林浴と呼吸で免疫力アップなどの講義をされた先生でした。
お医者さんの仕事はすばらしいけれど、
「病気を治すこと。」で、仕事が成り立っている。
病気=不幸であるならば、人の不幸の上に成り立っている仕事。
人の身体の知識があるのであれば、
「病気にならないようにすること。」
健康=幸福であるならば、その幸福を提供する仕事をしたい。
という、現在コーポレートドクター、パーソナルドクター、医療コンサルティングサポート等をされている医師の先生です。
外科医の仕事は…
手術をすることと、 手術をするための全身管理。
そこで、最高の技術と安全性はプロとして当然。
それ以外の大切なことは、
検査→検査→…入院して手術当日まで悩む患者さんと話をし、
継続的なコミュニケーションを通して信頼を築くことだそうです。
手術をする時に外科医が出来ることは手術。
そして、患者さんの状態をできるだけ整えて……祈る。
多くの手術経験の中で、
免疫力と自然治癒力を高めるという環境を整えることも重要であるということが
分かったそうです。
そういった全ての知識や経験を活かし、人が元気でしあわせに生きることを
サポートしていくことが自分の使命だと感じられているそうです。
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ここからで講義内容の一部です。
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自然治癒力
心身は自分のことを良く知っています。
心身に不調が起こった時にどうすればいいかは分かっていて、
常に健康状態を維持させようとしています。
つまり、
自分自身が最高の名医で、医師や治療家が出来るのはサポートです。
どうして、がん患者さんが増加しているのでしょうか?
日本では、がんになった原因を追究していない。
がんにならない対策をしていない。
そのあたりに遅れがあるからです。
西洋医学の特徴
- 目に見えるものを評価
- EBM(evidence-based medicine 医療に於いて科学的根拠に基づいて
診療方法を選択すること)重視 - 再現性重視
これらは、大切なことで、必要であり良い点です。
しかし、
- 個々の違い
- 症状の出ていないもの
- 気・心・流れ・トラウマ
- 食生活。
- 環境や場
等についての視野や考慮も大切なことです。
西洋医学の問題点
- 検査で異常を認める。
- 疾患のみを治療対象とする。
- 心・精神と身体との関係を考えていない。
- 科別と細分化&細かい分野(遺伝子)に拘る。
- 各々の組織の関係への考慮。
- 姿勢・動作・呼吸・筋肉などを専門的に取り扱う分野がない。
- 他科や病院以外の施設・施術の連携が弱い。
- 根治を目指す。侵襲(しんしゅう 生体内の恒常性を乱す事象全般)が大きい。
共存はどうなのか? - 人工的な対応
免疫力や自然治癒力などの自然な対応は? - 症状を軽減する対症療法が主体。
原因に対するアプローチは? - 生活・食・水・睡眠・環境
病院以外での生活の方が長時間であることへの考慮は? - 心・精神・気などを考慮していない。
見えないものはいいのか? - 医師は心身や治療に関してすべてを知っているわけではない。
ここについては、医師も認め、患者さん側も理解し、
お医者さん任せにせずに、自身も学んだり情報を得たりという努力も必要。
西洋医学だけでは、
- 体温を上げる。
- 呼吸を整える。
- 腸内環境を整える。
- 代謝を良くする。
- 免疫力を上げる。
ことは出来ない。
心身を整えてはくれない。
病気を治せるわけではない。
だから、
西洋医学+αで必要なことがある。
- 心と身体の関係にアプローチ
- 組織と組織との関係
- 姿勢、動作、呼吸、筋肉、自律神経 などの連動
- 専門分野以外の情報
- 侵襲が小さい治療方法
元来持っている力を高める。
ということが大切です。
この+αについては、自分で出来ることがあります。
統合医療
統合医療
対症療法と人間の心身全体を診る原因療法を統合することによって、
それぞれの特性を最大限に活かし、
一人ひとりの患者さんにもっとも適切な医療を提供しようとするものです。
※詳細は http://imj.or.jp/intro 日本統合医療学会HP
統合医療の問題点
- 西洋医学をきちんと知っているか。
西洋医学の治療内容がどんどん良くなって来ていることが分かっているか。 - 他の治療方法を知っているか。
- 治療をきちんと評価しているか。
がんが大きくなっているのに大人しいからと放置するのはおかしい。 - 冷静に判断しているか。
- 本当に統合されているか。
食事療法では姿勢は直らない。 - いつまで治療を継続するか。
- やり方からズレると見放す。
統合医療の大切なこと
- 西洋・統合 全てを知って評価する。
数ヶ月に一度、治療を評価する。
評価して、悪かったら、変更や追加をする。 - 心身への負荷や、金銭面を長期計画で考慮。
互いの治療を尊重して、本当の意味で統合することが大切。
最高の治療とは
- 年齢・性別・健康度・考え方・状態を考慮
- 治療内容・人・もの・質を考慮
- 改善した治療がベストというわけではないという考え方も大切。
状態が悪い時は何をしても改善する。
1つのやり方が全てではないということ、
改善&他治療の併用を考慮することが大切。 - 今日のベストが明日のベストか?
今のベストを考慮すること。
症状と薬の話
症状とは……心身の大切な反応。
痛みって何で出るか?
- 身体から異常部位を伝えるサイン
- その部位に負担をかけないようにする反応→治癒促進
例)
膝を捻ったら
膝に痛みが発生 = 膝に異常が発生したことを知る。
= 膝に負担をかけないようにする。
↓
この時、痛み止めを使用すると…
↓
歩いたりして壊れている膝に負担をかける。
↓
膝が悪化。薬が切れるとさらに痛くなる。
ただし、痛くて寝られないなど、心に負担がかかる場合は、
痛み止めを使うことで安心して寝るということが必要な時もある。
うつ
心に痛みが発生 = 心に大きな負担がかかっている。
心に負担をかけるとつらい = 心に負担をかけないようにする。
原因から離れる。
この時、抗うつ薬を使うと……
↓
心の痛みが軽減し、楽になる。
↓
でも、原因を取り除いていない。
↓
うつが悪化。薬が切れると更に落ち込む。
ただし、生活が出来ないくらい状態が重い時には少し使って、
生活は出来るようにすることが必要な時もある。
感冒(風邪)の症状
- 発熱、悪寒、震え ←体温を上昇させ免疫を増強するため。
酵素活性(代謝)するため。 - 咳、鼻水、嘔吐・下痢 ←体内のウィルスを排泄
- 食欲不振、全身倦怠感、 ←余分なエネルギーを使わない。治癒に使用。
- 頭痛、関節痛、咽喉部痛 ←異常に気づく&関連症状
身体が自分を治そうとして起こっている症状を、無闇に抑えない。
- 食事は無理に食べない。 水分摂取は必須。
- 鎮痛剤を使わない。
- 抗生物質(=抗細菌剤)は使わない。
ウィルスに無効。腸内環境悪化(=免疫力が下がる)
「鎮痛剤」
大抵の鎮痛剤は「解熱・鎮痛剤」になっているので、
体温が低いことで生理痛の起きやすい女性が、
生理痛で鎮痛剤を使うと、体温が下がって良くない。
サプリメントは必要?
現代の食生活は、加工食品を多く摂取するなど
ライフスタイルが変化しているので、サプリメントは必要な人が多い。
- ミネラルが特に不足している。
- 添加物や化学合成物質を大量に摂取。
- 土壌や栽培方法で食品の栄養価が低下している。
→食事だけで十分に栄養が取れない。 - 生活環境が悪化、環境汚染や食品添加物により、ビタミン・ミネラルが
多量に消費されている。
しかし、必要な栄養素はあるが、多量に摂取する必要はない。
あくまで、食事が基本、サプリメントは栄養補助食品である。
老化による吸収力低下・体内含有率が低いことも補う。
サプリメントでまず必要なのは……マルチビタミン&ミネラル
サプリメント選びの3つのポイント
製品の質が良い
安全、天然、質のいい効果のあるサプリメントを適切な価格で。
高価なほどいいわけではないが、あまりに安価であるのも良くない。
- 信頼できる人( > 会社)が扱っている
- 人( > 会社) の方向性が良い
相談出来る相手を探す。
信頼できる人にサポートしてもらう。情報源は複数あるといい。
食事とサプリメントの関係
治療や予防は出来るだけ負担のかからない方法で。
食事 > サプリメント > 薬
まずは、自分自身の状態を良く知り、サプリメントを活かせるようにする。
適切な栄養を摂取するには お金 または 時間 または 労力がかかる。
サプリメントの今後
老化(長寿になっているので)のサポートとして、治療的にも未病ケアとしても、
腸内環境、血流維持、健康維持、体力維持、老廃物排泄する
そして、抗酸化が大切です。
サプリメントや薬の効果
プラシーボ効果 Placebo 薬理作用のないものによる症状や効果
効果があると思って摂れば…
効果がない物質を飲んでも効果が出る → 正のプラシーボ効果
効果がないと思うと…
効果のある物質を飲んでも効果なし → 負のプラシーボ効果
ということは、
良いと思って試すのと、
ダメだと思って試すのでは → 効き方に差がある。
つまり、
信頼できるものを、信頼して摂取する。 ことも重要です。
効果のあるものを摂り、さらに正のプラシーボ効果も利用出来ると良い。
薬効のない物を摂取しても、薬理作用のないものによる症状や効果、副作用はないはず。
しかし、 14.3% が 肝機能に異常
30 % が 鎮痛効果
重度のうつ病が 1/3 回復 (※抗うつ薬では1/2回復)
というデータもあります。
想いは薬より力のあるエネルギーであり、
信じるということも大切ということです。
【まとめ】
西洋医学の良い点と欠点を把握し、優れたものはより良いものにし、
足りないものは補完する必要がある。
自分自身で判断し、実践する。 ←他人任せにしない。
病気になった時には、何で病気になったのかを考える。
病気には意味と価値がある。自分自身を見直す。生活史の中に原因がある。
原因除去し、より充実した人生を送ることが出来ます。
自分の理想の生活とは?
講師の先生の理想の生活とは、自分で飲みに行かれることだそうです。
歩ける!食べられる!考えられる(呆けない)!
健康に生きて、人生を楽しむ! あなたの理想の生活を想像してみてください。
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以上が講義内容の一部でした。
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ここにあること全てを鵜呑みにするのではなく、
健康を自分でも積極的に考えましょうという話です。
西洋医学や統合医療の良い点と問題点を
挙げましたが、批判や悲観するための話ではありません。
また、全てのケースに当てはめられる話ではありません。
今、ありがたく与えてもらっている治療や情報を
自分の人生に活かすことが大切だと思うので
内容の一部を掲載しました。
当院におみえの方は、
玄関の下駄箱の上にプリントして置いてございますので、
ご自由にお持ちください。
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