腰痛ベルトはした方が良いですか?‐よくあるご質問シリーズ‐
腰痛でみえた方が、
施術後にご質問されることがあります。
このご質問に対する答えは、
「場面によってはしても良いですが、日常的にするのはお勧めではありません。」
です。
場面によってとは、
重い物を持つ仕事の仕事中などです。
日常的にするのはお勧めではない理由
ベルトで締めているという状態が、血流(酸素が行き渡ること)を阻害するからです。
動かず座っている状態で、ずっとベルトを締めていると、血流の悪い状態を作り、それが痛い場所を作ってしまいます。
天然ベルトを作りましょう
天然腰ベルトの役割をするのは、腹横筋という筋肉です。
あるけど、使えていない人が多い筋肉です。
この腹横筋は、
腹式呼吸をすることによってトレーニング出来ます。
腹横筋という天然ベルトを作り
…厳密には存在するので作るというより、 使うことを思い出して使いましょうという感じです。…
自分で自分をサポートしましょう。
【深い呼吸で腹横筋をトレーニングする方法】
立位(立った状態)でより、
仰臥位(仰向けの状態)での方がしやすいので
仰向けで行いましょう。
①お腹をへこませながら、フーッとゆっくり息を吐きます。
お腹の底が痛くなるくらいまで吐き切ります。
お腹の底が痛くなった時に、腹横筋に効きます。
②お腹を膨らませながら息を吸います。
これを繰り返します。
つまり、腹式呼吸なのですが、
お腹をヘコませたり、膨らませたりすればいいのではなく、
お腹の底が痛くなるまで吐くところが重要です。
また、
仰向け姿勢で顎を上げていると、
うまく行きません。
筋トレというより体操です。
腹横筋を使うのです。
最初は難しいかもしれませんが、
自分に必要なものを使うので楽な体操です。
筋トレよりも体操的な動きを推奨しています ブログ 参照
https://www.daisy-seitai.com/s3839/
【腹横筋】
腹横筋は一番深い場所にあるインナーマッスルで、
身体を動かす時に最初に動く筋肉です。
重い物を持ち上げる、「ウッ」と力が入った時に、
腹横筋に力が入っています。
【腹横筋を使えていない人が多いのは】
パソコンによるデスクワーク時に、
顎(あご)が上がってしまい、
首の筋肉をいっぱい使う呼吸をしています。
深い息をしないので、
腹横筋を使えない人が多いです。