「妊活」という言葉

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治療かが集まる場所で「妊活」という言葉について話がありました。

なんか、妊娠するための活動「妊活」って真剣に不妊症に悩む人がなじむのか?
言葉の使い方としてどうか?

という話でした。

私は、私にとっての好き嫌いはあっても、ものにいい悪いはないという感覚が基本です。

でも、私も「妊活」という言葉に馴染めない一人です。

「自分は不妊に悩んでいます」というより、「妊活中です」「妊活しています」の方が言いやすいことかなとは思っています。

人に話しやすいと、心が軽くなる場合もあり、それはいい面とは思っています。

でも、深刻に悩まれている方にとって、妊娠するための努力は「妊活」って言えるのかな…とも思っています。

このトピックを持っていらした先生は、不妊症なんてないのに、不妊症って薬やハッキリした治療法もないのに、言葉があるせいで、余計に妊娠しづらいことになっている方が多いのでは。と、お考えです。

妊娠する機能は持っているのに、妊娠しない場合、妨げになっているものがあって、そこを考えないと変わらない。と、お考えです。

私も、この考え方にとても共感しています。

なぜなら、身体は千差万別なはずなのに、ある職業に旦那さんが就かれている女性は、妊娠するのに時間がかかる(時間というのは、例えば10年くらいです)からです。

私の持っている情報では、分母が小さくて、データと呼べないかもしれませんが、ある職業についている旦那さんの奥さんが、妊娠しづらいって、環境的な問題もあるかもしれませんが、なんかそれは環境よりも心理的な問題な気がしませんか?

 

身体の環境として

冷え症が妊娠に良くないということは、よく言われています。

でも、それは妊娠することに限らず、身体の活動として、いつでも冷えている身体という環境は変えた方がいいと思っています。

この仕事が、妊娠したい方の役に立つ場合があって、それは身体の機能が活動するようになるからだと思います。

でも、妊娠したい人に特別なことをしたことはありません。

 

少し、話が横道にそれますが…

以前、ブログで話しましたので、お読みになった方には繰り返しになりますが、

冷え症の患者さんがいらして、その方が

「冷えは妊娠の妨げだけど、私、今は妊娠の必要性がないのでいいんです。」

と、おっしゃられていました。

 

冷え症の改善は、妊娠だけが目的ではありません。

自分のために、機能がはたらく身体づくりが大切です。