姿勢が悪いとニオう!!
前にもどこかで申しましたが、「姿勢が悪いと臭くなる」なら、すぐに姿勢が悪いことに気づけるのになーと思います。
当院のはじめてのご利用時には
からだのごようすを伺う(何にお困りかを尋ねる)
以外に
- からだのしくみ
- 痛みの理由
という話を、科学的根拠のある一般的な話と、カイロプラクティックではという話と関係させながらします。
その中に、
- 姿勢が悪いと神経に影響を与えて
- 構造的にこうなるから生理的にこうなります。
という話があります。
そこでは、実験もします。
※残念ながら、その実験の結果(視覚と感覚なんですが、視覚は微量でも感覚はわかる実験を用意しているのですが、「感覚」なので…)がわからない方もいらっしゃいます。
その実験は、このブログを読みながらも出来るので、よかったら今やってみてください。
姿勢が悪いと神経のはたらきが悪い
まずは、簡単に構造をみてください。
赤色の部分は腰椎(ようつい)です。
その腰椎からピッピッと出ている細い物が神経です。
積み重なってできている骨の間から神経が出ています。
↓断面はこんな感じ。
神経が骨の空間部分である程度自由があるといいのですが、姿勢によっては骨の動き(身体の動き)と共に引っ張られます。
模型と上部の図は骨と神経しかありませんが、実際は下部の図のように神経は血管に取り巻かれて栄養されています。
「動き」で引っ張られるとしても、変な姿勢で引っ張られっぱなしだと、血液の行き渡らない場所のはたらきが悪くなります。
↑
これを実験します。
実験
①身体を丸めた悪い姿勢を作ります。
例えばこんな感じ。
この悪い姿勢で、手のひらを広がるだけ一杯広げてください。
広げたその感覚を憶えておいてください。
②今度は、良い姿勢を作ってください。
例えば、こんな感じ。(今の能力でいちばんこの感じに近い形を作ってみてください。)
この姿勢で、手のひらを広がるだけ一杯広げてください。
手のひらを①で広げた時と、②で広げた時では、②で広げた時の方がより広がる感覚があると思います。
つまり、姿勢が悪いと、たくさん広げる…たくさん使うが出来ていなくて、姿勢が良いと、たくさん広げる…たくさん使うが出来ます。
という実験です。
これは、わかりやすいように手で実験しています。
でも、背骨にある神経は、いろんな場所に行っています。
どこで悪い姿勢の被害に遭っているかで、どの場所に問題が起きやすいかが決まってきます。
それが、このカイロプラクティックメリックチャートという表につながってきます。
だから、姿勢はいい状態で、身体全体が仕事しやすいようにしましょう。というのがカイロプラクティックです。
でも、姿勢が少し悪くても、すぐにその組織に問題が出るわけじゃありません。
ちょっと姿勢が悪い時間があったからって、即座に問題が出るようじゃ困りますよね?
問題が出てくるのは、その悪い時間を積み重ね過ぎた時です。
しかも、問題が出たことを感じた時にはだいぶ状態が悪くなっています。
それが文字と表で示されているのが、代償期・非代償期の表です。
だから、
姿勢が悪いと臭くなるとかだといいのになーと思います。
お風呂入ったり、歯を磨いたりって忘れないじゃないですか?
社会的な生活を送るために、みーんなお風呂も歯磨きもするじゃないですか?
でも、身体のための体操ってしなくても、まあ、すぐにはどうにもならないから、後回しにしてもいいし、忘れてもいいようなことになってしまうじゃないですか?
だから、
たまに、姿勢が悪いと臭くなれば、みんな気にして体操するんじゃないかなーと妄想しています。
ここまで話してなんですが、でも、「○○だといやだからやる」ではなく、「身体を動かすことは気持ちがいい」という感覚の方が心にも身体にもいいと思います。