手も使わない・自力で腸を刺激する。

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主訴(ご相談の主な内容・筆頭内容)として、「便秘である」ということをお話しになる方は多くありませんが、困っている内容の一つとしてマルがつくことも多い便秘。

身体がよく動くように施術する(←これは特別な人だけではなく、全員の目的です。)と、

  • 便通が良くなる
  • いつも快便だが更に良く出た感がありました
  • いつも施術を受けた日の翌日快便です

という感覚があって、ご質問される方もいらっしゃいます。

もちろん、当院をご利用になることで快適になるのはよろこばしいことですが、自分で出来ることはしたいという方のために「快便のために出来ること」を話します。

便秘の原因

「便秘」と言っても原因は様々です。

骨盤・背骨の動きが悪い場合

神経のはたらきが100%じゃなくて、神経のはたらきが100%じゃないからということだけが理由の場合は、施術で良い状態を築いていけます。

ストレスが原因の場合

副交感神経優位のはたらきがうまくいかなくってということであれば、施術が助けになります。
でも、ストレスが原因という場合は、ストレスそのものへのアプローチも必要です。

運動不足の場合

運動不足で腸への刺激が皆無の場合は、腸がはたらきづらくて便秘になります。
入院したことがある人に尋ねてみると、「歩いていない」って便秘になるよねって体感で分っていらっしゃいます。

それらの原因に出来ることはそれぞれ別にありますが、共通で出来ることがあります。

腹横筋へのアプローチ

腹横筋の場所
  • 文字通り、お腹部分あります。
  • 何層にもなってお腹に重なってついている組織のうち、身体の内側(かなり深層)にあります。
仕事
  • 内臓の保護
  • 姿勢の維持←身体のいろんな動きの初動筋(最初に動く筋肉)
  • 排便時のいきみ
  • 呼気

とにかく深い所にある筋肉…つまり内臓と近い筋肉です。

あまりよく使っていない人も多いです。

…ちょっと太ってしまって、スカートなりズボンなりのファスナー、ホックなどが閉まらない時にお腹を引っ込めますよね?

その引っ込めた状態より、更に息を吐きながら引っ込める時にはたらくのが腹横筋さんです。

あまりに使っていないからわかりづらい人は、仰向けになってやってみてください。
息を吐いて!吐いて吐いて!お腹が痛くなるところまで引っ込めた時にはたらいているのが腹横筋です。

お腹を引っ込めて引っ込めて、息を吐きながら痛くなるところまで引っ込めて、力を抜く(勝手に息を吸えます)。

これを1分とか2分とか繰り返す。なんとなくでいいので、これで腹横筋まで使ったか!という感覚がつかめたらいいです。

通常施術に…

気になる方(本人がという意味ではなく、施術の構成上必要だと考えられた場合)には、通常施術に腸を刺激するようなこともしています。

他人の手が必要なこともありますが、自分で運動出来る(歩く等)ことがいちばんです。

たくさん歩いてナチュラルに腸を刺激できるといいです。