痛くなる前から始まっている膝が内側に向いていることの問題…イメージ図
膝に膝以上の仕事をさせている姿勢
膝の痛みの原因のうち、膝に膝以上の仕事をさせていることが多くを占めています。
そしてそれは、痛みが始まるずっと前から始まっています。
図・右
膝が正面か外側を向いていると、臀筋(でんきん・お尻の筋肉)を使えます。
臀筋はとてもパワフルな筋肉なので、使えるようになると、身体の助けになります。
この大きくてパワフルな筋肉を使えていると、膝が痛くなることはほとんどありません。
図・左
- 立ち上がる
- 物を持ち上げる
等、全ての動きの瞬間に膝に負担をかけています。
膝が内側を向いていると、臀筋を使わずに膝に負担をかけてしまいます。
これは、膝だけの問題ではなく、骨の形の条件上、この図ではわかりにくいですが、腰を反らせて・股関節を曲げて・膝を曲げて・足首を曲げています。
余談ですが…
バレーボールをしていると太ももが太い?!
昔は、この臀筋を使うという概念がなかったために、バレーボールをしていると「太ももが太い」と言われていました。
今そんな選手はいませんよね?
バレーボール選手もスラリとした腿です。
選手クラスでも、昔の選手に比べて、今の選手は腿も立派だけど、言うほど太くありませんよね?
身体の使い方がわかっていなかったから、レシーブの時に膝を内側に向けていて、臀筋やハムストリングス(腿の背面)よりも大腿四頭筋(だいたいしとうきん・前側の腿)に負荷をかけていたから、腿が太くなっていました。
他のスポーツでも、一流の選手クラスだと、臀筋も使っているから、腿が発達して太い人はいても変に太い人は皆無です。
膝を使う
舞踊にしても、バレーにしても、「膝を使って」というような表現がなされていた時代がありました。
膝の曲げ伸ばしをするわけですが、その場合に、臀筋から使っていないで、本当に膝の曲げ伸ばしだけをしてしまうと、「故障しやすく」なります。
どのパーツ(膝以外の場所についても)にも言えますが、日常生活や普通に楽しむという量を超えたことをさせれば、量を超えない人に比べたら、傷めやすいです。
そんな中で、「筋肉つけて」というところに考えが及ぶと思いますが、その筋トレの時に姿勢が正しくないと、故障予防としては片手落ちです。
膝は正面!!
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