姿勢分析シート利用のいちばん大事なこと

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快く画像をご提供くださった方のお写真です。(左が初めての撮影①で、右が後の撮影②)

画像が不鮮明なのは、初期は撮影機種の問題です。現在は機種の異なるものを利用しているので、もう少し鮮明です。

緑のラインが理想ラインで、赤が撮影時の本人のラインです。

①の時は、腰痛と背面(背中・肩・首)が凝って疲れるとのことでした。

姿勢分析シートの良い点

自分を客観的に見られる

普段鏡に映して見ている自分は、見ながら見ているために、自動修正してみています。

だから、鏡に映った自分は客観的ではなく、修正した自分です。

人から言われたり、写真撮影で言われたりするけど、自分ではそんなに肩が下がっている意識ないというのありますよね?

多少自覚があっても、こんなになっているとは気づきませんでしたという方がほとんどです。

 

姿勢分析シートだけでは判断しきれない点

もしも理想ラインと本人ラインがかなり近くても…

理想ラインと本人ラインがかなり近くても、症状の重い方もいらっしゃいます。

人は動くという機能がいちばん大事です。

ラインが理想的でも、関節の動きが悪ければ、動けていなくて、動けていないことが問題の場合もあります。

撮影を左右分けていません

平面的(2D)にようすを見ると理想ラインと本人ラインが近いけれど、立体的(3D)で観察してみると全体のながれとしてはようすが悪いということもあります。

ですので、平面だけで判断していません。

3Dで撮影する方法もございますが、そのために撮影を細かくして分析して得られるものと、時間等を考えると、得られるものが少ないので省略しています。

 

客観的に見ることの良い点

自分の身体のようすが思っているより良くないと、客観的に見ることで、改善していこうという意識につながります。

それは、「整体に通えばいい」という単純なものではなく、自分の日常生活を変えるという決意につなげてほしいと考えています。

このお写真ご提供くださった方は、①と②の間は、通院されたのではなく、ご自身の生活を変えられました。

変えてこういう変化を得られました。

もちろん、通院してらしたら、施術して身体を使いやすくしつつ、臀筋(お尻の筋肉)・股関節の使い方をもっとリード出来たので、もっと良い結果(客観的姿勢)が得られたかもしれません。

でも、①の時にかなりつらいごようすだったのを②に変化出来たなら、それがこちらの方にとっての「良」かもしれません。

 

姿勢分析シートを利用するいちばん大事なことは、

自分の現在地と、ではそれを踏まえてどうなりたいか?

です。