「腰が、痛いまでいかないけどなんか屈むと…」腰ではなく前側の筋肉にアプローチ
このところ、自然な呼吸が妨げられているのかなーという症状がある。
だから、自分も他人も安全でという環境で、大きな呼吸をしてほしい。
という話をしている。
今日は、それ絡みだと思う(何か特殊なことをなさったわけではないから)症状に出会った。
※その方とお話ししている時には、そういう理由には行きあたらなかったが、お弁当食べていたら、「それか!!💡」と思った。
前に屈むとなんか腰が…
前に屈むと、痛いまでいかないけど、なんか気になるんです。
と、微妙な症状の訴え。
どこに問題があるかは、その方のゼスチャー(ご本人はゼスチャーなさってるつもりはなかったと思われる)で分った。
一番怪しい腹横筋
腹横筋は、すべての動作の初動筋(しょどうきん・動く時に最初に動く)です。
これが、積極的に鍛えよう!というのがあまり有名じゃない。
でも、名前は忘れてもいいけど、これって「腰痛ベルト」っぽい位置じゃありませんか?
つまり、これがちゃんと働いていると、天然腰痛ベルトとして機能してくれます。
腹横筋
- 主な仕事:腹圧を高め、横隔膜を押し上げて息を吐く。
- 内臓の保護
- 姿勢を維持
- 排便で力入れる
内腹斜筋
内腹斜筋
主な仕事:腹圧を高め、腹式呼吸時息を吐く。前屈。横曲げ・捻じり。
- 内臓の保護
- 仰向けから身体を起こす。
- 姿勢の維持
- 排便の時に力を入れる。
外腹斜筋
主な仕事:腹圧を高め、腹式呼吸時息を吐く。前屈。骨盤の前側を引き上げる。前屈。横曲げ・捻じり。
- 内臓の保護
- 仰向けから身体を起こす。
- 姿勢の維持
- 排便の時に力を入れる。
と、いうわけで、
いつものように骨盤・背骨関係以外に、お腹の筋肉にもアプローチしました。
そして、…
テーピングをしました。
こういう時のテーピングは、…今まで尋ねてから行っていますが、お腹までテープを貼ります。
尋ねた段階で、拒否されたこともあります。
でも、貼って、よく動いた方が回復軌道に乗りやすいです。
代表的に、腹横筋と思いますが、これら三つが同じようなはたらきをするので、三つにアプローチするようなテープをします。
これらの筋肉に元気にはたらいてもらうために…
日常的にしてほしいこと
- 息を吐きながらお腹をへこます。
- へこまして、へこまして、痛いところまでへこます。
です。
※へこますのは、あくまで自力でです。外側から押し込んで、痛いとこまで押し込むというわけではありません。
うまく出来ないこともあります。
最初は、仰向けで寝た状態で行うのがおすすめです。
立位(立って)行うと、これらが立位を保つために仕事中だからです。
【余談】
「斜」という文字を使った筋肉は、他にも、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋とありますが、これらは、「筋」と「斜」が離れていますが、今回の「内腹斜筋」「外腹斜筋」って「斜」と「筋」が隣り合っているじゃないですか。
つい
空飛ぶあの雲を思い出します。