私が、2005年から何年も、ずっと技術的に主流にしていた手法。
カイロプラクティックの理論に則って施術をしていますが、カイロプラクティックの目指す場所に行けるなら、カイロプラクティック手技(技術)に拘らない施術を行っています。
学校を出てからは、カイロプラクティックの中でも、S.O.T(仙骨後頭骨テクニック)に分類される技法に傾倒しました。
こちらも、S.O.Tの目指す場所に行かれるなら、S.O.T技術に固執しない施術を行っています。
S.O.T.理論(概略)
- 脳脊髄液の正常なながれが、身体のあらゆる機能が正常に動く要因になっている。
- 仙骨・後頭骨のポンプ作用が、人間の恒常性を保つ。
詳細を挙げるとキリがないので、この二点の基本を挙げておきます。
下図は模式図です。
上部の大きな楕円が脳で、上の緑が後頭骨、下の三角が仙骨だとイメージしてください。
この二つが呼吸と共に動き、それがポンプの役割をして、脊髄液を流動させます。
ポンプ運動がスムーズであれば、人間の身体は健康を保つことができる。
というのが、S.O.T理論です。
S.O.Tというテクニックでは、
実際どんなことをするの?
ブロックという道具を使います。
このブロックという道具をどのように置くかを決めるために、何点か検査をして、置き方を決めて、利用者さんの下に敷きます。
あとは、利用者さんが、この上で静かに普通の呼吸をしているだけで、身体は本当のいい状態に整っていきます。
今、やってないですよね?
2005年デイジー整体院オープンから、何年も全員にこの方法をとっていました。
今は、妊婦さんと、仙腸関節が硬すぎる人や、独特の症状を持った方以外には用いていません。
今、あまり用いていないものの話をする理由
技術としては、あまり利用していませんが、理論としては私に根付いています。
あれこれ体調が悪くなられた方も、あれこれ体調がよくなっていく方も、こういう理由があるからだとわかっているから、しっかりやっています。
背骨動かしたから、胃腸の調子がよくなるって、外側からも言えるけど、こういう内部のはたらきもあると思います。
で、技術としてはあまり利用していないのは、他のものと組み合わせたり、他のアプローチの方が合うと考えられる方々がいらっしゃるからです。