お申込書の項目⑦と⑩が大切な理由。
4年くらい前に、当院の利用法と説明という最初に渡す資料と、お申込書を作り直しました。
それは、当院にいらしてから見たり書いたりしてもらってきました。
今年は、院滞在時間をできるだけ短くしたいという方もあり、それらの資料をPDF化して閲覧できるようにしました。
この中で大事な項目について、話したいので、お読みいただけたらうれしいです。
お申込書の大事な項目
お申込書に
- ⑦今お悩みの症状があることで、困っていることは何ですか?
- ⑩健康を手に入れたら何に力を注ぎ、もっと何をしたいですか?
という項目があります。
身体のようすを伝えるための情報以上に、
この⑦と⑩がとても大事であると考えています。
最初におみえの頃、多くの患者さんが伝えたいと思われるのは、身体のようすを伝えるための情報…症状です。
大事な情報ではあります。
でも、それより大事なのが⑦と⑩です。
今までどうだったかという以上に大事なのは、これからどうしたいかです。
- 最初から決まっていないとか
- 初めて会った私(森)に語りにくい
- 人に教えたくない
…それは構いません。
でも、自分の中ではよく考えて欲しいことです。
身体に痛みや不具合があると、それを排除したいという気持ちはわかりますし、共感します。
でも、
- 痛みを解消したい
- 不具合を解消したい
…等等、それは一見当たり前のことです。
でも、それを思うたびに、「痛みのある自分」「不具合のある自分」を意識してしまいます。(思考の仕組み上)
だから、健康になったら何をしたいのかということがとても大切なのです。
- どこに行くか決めずに出発することはありませんよね?
心と身体もどうしたいという目的がないと、健康への道が遠回りになります。
また、本当にやりたいことが目的じゃないと、健康になったらやらなきゃいけなくなるから、何かしらに妨害されます。…妨害されるという受動的な言葉を使いましたが、妨害するのも自分です。
20年この仕事に関わってきて、感じてきたことです。
よく言う使命があれば、それもいいけれど、別に地球を救いたいとかそういうたいそうなことだけではなく、本当にやりたいことがわかって、頭の中でいつも描いてほしいです。
やりたいことは、いっぱいあっていいい。いっぱいあった方がいいです。
一つ一つの「やりたい」が、それぞれを高める作用になります。
「痛みのない身体」がゴールではなく、「したいことをする」がゴールです。
痛みや不具合だけに焦点を当てると、整体を受けることが目的になってしまいます。
それは、患者さんにとってしあわせじゃない。
それが、20年この仕事に関わってきて、今思っていることです。
- 地球は平らだと思っていたけど、実は丸かったとか、
- 空が回っていると思っていたけど、実は地球が回っていたとか、
もあるので、
もっと経験を積んで、奥深く勉強していくと、またこの思いも変わるかもしれませんが、今はこのように考えています。