可動域とは、可動(動くことのできる)域(範囲)。可動域を作るのにストレッチで足りる?
可動域を広げるためには、ストレッチが、いいとされています。
間違いではないけれど、それで足りるのでしょうか?
その前にまずですが、
なぜ可動域を広げるといいのでしょうか?
可動域の最大で生活しますか?
可動域最大を日常生活で使うということは、ほとんどありません。
でも、例えば、
- 可動域が最大で90度ある人
- 可動域が最大で60度ある人
では、可動域が広い人の方が、日常的に使う範囲も広いです。意識しなくても伸びるからです。
可動域が広いということは、それだけ身体の広範囲が伸び縮みします。
で、その伸び縮みがあるから、血液が行き渡ります。
行き渡っているから酸素不足だと訴える必要もなく、快適に過ごせます。
可動域が広いと身体にいいのは、血液が行き渡るからです。
可動域はどんな要素で決まるか?
皮膚と筋肉の伸縮 + 関節の柔軟性 + 力
で、可動域が決まります。
そう考えると、
冒頭の質問「可動域の広さのためはストレッチで足りますか?」
について、足りないことがわかります。※しないよりした方がいいし、無駄なわけではありません。
皮膚と筋肉の伸縮
皮膚と筋肉の伸縮のためにはストレッチ。
関節の柔軟性
同じような動きでも、関節の柔軟性には、関節効くイメージで取り組む必要があります。
ブログマッサージと関節操作の違い をご参照ください。
力
縮む力…つまり筋肉です。
伸ばしたい方と反対側の筋肉がぎゅっと縮まるから、伸ばしたい場所が伸びます。
そして、可動域最大で生活するわけではないから、日々最大に伸ばす時間を作ることも可動域を広く保つには必要です。
- 皮膚と筋肉の伸縮性
- 関節の柔軟性
- 力
を作って、
- それを使う時間を作るが必要です。
柔軟性があるのに、身体に不調がある人は、この三つの土台のうち、「力」が足りないケースがあります。
※土台要素として靭帯がゆるいという人がいるわけではが、靭帯がゆるいなら、なおのこと力は必要です。
視覚的・心理的要因で身体がのびのびしないということについて、別のブログでも話しましたので、そちらもご参照ください。