久々に思い出した「叩打法こうだほう」…研修中の話001
ほぐし
カイロプラクティックだから、カイロプラクティックテクニックを勉強したのはもちろんですが、授業では習わないことも研修先ではしました。
カイロプラクティックで身体に慣れるために習う「ほぐし」
つまり、マッサージなんですが、あはき師(あんま師・鍼灸師)ではないので、「マッサージ」という名称を使うことはできないから「ほぐし」。
トリガーポイントをぐっと押すこともマッサージと似ているけど、それも「トリガーポイント療法」と呼ばねばならぬ。
「マッサージ」という言葉はダメだけど、「◯◯マッサージ」…例えば、「オイルマッサージ」とか…という言葉は使える。
なんか曖昧だと思うけど、とにかくそういうルールがある。
最初に勉強させていただいた研修先
では、リラクゼーションメニューがあった。
「ほぐし」って名称では利用者さんにわかりにくいから、リラクゼーションメニューとして、利用者さんが時間とパーツを選べる内容のメニューがあった。
いきなりカイロプラクティックを受けるのは怖いけど、マッサージを受けながら、カイロプラクティックについて質問したり、他の方が受けているようすを目にできるわけだから、カイロプラクティックを受けるかどうか考えるには良い階段メニューだと思った。
それぞれに、ながれというものがあって、研修生は、
- ながれを憶え
- 質を向上させる
で、ほぐしデビューをする。
利用者さんからお金をいただくわけですから、ながれを憶えただけではデビューできないわけです。
ながれを憶えるのは当たり前ですが、質は
- 先生の空いているお時間に
- 先生のお身体借りて練習させてもらって
- 合格もらえたら、お客様を触ることができる
- だいたい下半身からデビューで(下半身の方が筋肉が大きいから下手打つことがない)
- 上半身にデビュー…つまり全身できるようになる
というながれ(出世の道)でした。
ちなみに、「合格」って言われるわけではない。
いつも通り練習して、いつも通り見学して、サロンワーク(治療院がスムースに動くための患者さんを触る以外の用事をこなす)して、突然
「行け」
と言われる。
会社員しながら短時間の研修という条件だからという理由だけではなく、私は身体を使うための「勘」は鈍い方だったんで、デビューにはかなり時間がかかった方だと思う。
「行け」と言われた日のことは、全然憶えていない。
びっくりして、頭の中真っ白になって、でも利用者さんに気取られてはいけない。そんな気持ちで挑んだという気持ちの記憶だけがある。緊張した。
叩打法こうだほう
全てのリラクゼーションメニューの中にある技法に、「叩打法」というものがあった。
…ぴょんぴょんというか、ぱこんぱこんというか、ぺんぺんというか、手を軽く握るような形を作って(握り込まない)叩く。
手を合わせて叩くのとかも全部「叩打法」というのかな??あれは問題なかった。
でも、その手を軽く握るような形を作って叩くのがうまくできなかった。
技法と呼べばいいのか、手法と呼べばいいのか、また、マッサージのように私が使う権利のない言葉なのかわかんないけど、とにかくこれ…。
※音を録音したかったんで、思い切って叩いていますが、もう少し優しく行います。軽い感じに。
これができなくて、練習した。
ひたすら練習した。自分のASIS(anterior superior iliac spine上前腸骨棘じょうぜんちょうこつきょく)を叩きまくっていた。
要領もわかんないのに叩くわけだから、なんかうっすら痛いなと思ってよく見たら、うっすら青あざになっていた。
そのくらい叩きまくっていた。
なんで、久々に思い出したかっていうと、カイロ仲間がデートでリラクゼーションのためのマッサージを受けに行ったら、これをされた。
って話を聞いたからです。
久々に、「私まだ出来るかな?!」ってASISを叩いた。叩きながら青くなっていたことも思い出した。もちろん今回は、青くなるほど叩いてはいない。そこまで叩かずに蘇りました。
研修中の話001としましたが、続くかどうかはわからないけど、少しでもおもしろかったらいいな♪