古傷と身体〜昔傷めた場所がまだ治っていないんでしょうか?〜
昔傷めた場所がまだ治っていないんでしょうか?
*****
身体全体の調子が良くなってきても、昔傷めた場所の不具合が浮き彫られてきた感じがします。
昔傷めた場所がまだ治っていないんでしょうか?
*****
そんな不安をうかがいました。
「昔傷めた場所が治っていない」
みなさんはどう思いますか?
骨折痕が残るように…
骨折したことのある人が、骨折したことも忘れた時にX線撮影をして、お医者さんに「骨折痕が見られますね」って言われることのあることはご存じでしょうか?
骨折痕が見られる人は、骨折治っていないと言えますか?
骨折は治ったと言いますよね?
それでも、本当の元の元に、何もなかった状態に戻れることはありません。
でも、それは形の上でです。
- リハビリ
- トレーニング
で、機能は十分に回復できることでしょう。
それは、治るというより、また新しい自分を築くという表現の方が合っているのかもしれません。
そこに新しく構築するとしたら、
- 傷めた場所が放置されて治るのは傷だけです。
- 機能回復するには→運動(ストレッチングや筋肉トレーニング等)が必要です。
傷めた場所は…
傷めた場所は、動きが悪くなっています。
十分に動くには、
- 動かすことを伝える位置を把握する神経の健やかさ
- 組織同士の滑走性
- 力と柔軟性
が必要です。
この中でも、最近特に注目しているのが、組織同士の滑走性です。
脂肪筋膜系 のところで話しました。
例えば、腰という部分で言っても、多裂筋・最長筋・腸肋筋・腰方形筋という筋肉組織が隣り合って存在しています。
この組織同士の滑りの悪い部分は動きが悪くなります。
滑りの悪い原因は
- 運動不足
- 冷え
- 傷跡
- 関節可動域の少なさ 等、
いろいろあります。
要因の占める割合には個人差がありますが、大抵全部に当てはまっています。
古傷との関係
浅い傷…皮膚が再生できる場所である場合はほとんど問題になることはありませんが、
傷として綺麗に修復されていても手術を受けた傷の周りは再生的に治るだけではなく、癒着している部分もあります。
肩が上がらないというご相談でみえて、考えられる関係する場所にアプローチするのは当たり前ですが、お腹の傷跡(皮膚)にもアプローチするともう少し良くなる。
ということもよくあります。
今日アプローチして明日すぐに100%良くなるというものではありませんが、変化や兆候がみられたら古傷にもアプローチする場合があります。
冒頭のご質問の回答としては
「昔傷めた場所がまだ治っていないんでしょうか?」
傷としては治っているけれど、機能回復の構築が足りない。
ということです。
情動と痛み
そして、痛みを受けた瞬間と情動の結びつきはとても強いです。
痛いって「痛い」と表現しますが、そこは複雑に「怖い」「不安」「怒り」などが結びついてきます。
その結びつきが強いと…特に古傷に対して想い…
- なんであんなことしちゃったんだろう
- 怖かった
- 治らないんじゃないかと心配になった
- 歩けなくなるんじゃないか
- あいつのせいだ
と、痛みと心の結びつきが強すぎて、記憶でも痛くなるみたいな現象が続きます。
【余談】
古い写真もあればよかったんですが…
アキレス腱切ったんですが、切った方のアキレス腱は太くなりました。
写真じゃわかりにくいかもしれません。
しかも、10年くらい経過したのでだいぶよくなっています。
本当の元の元の姿には戻りませんが、機能は(素人レベルに、走ったり跳んだりするには)問題無くなりました。
—————————–
肩こり・頭痛・腰痛・疲れに
【横浜市緑区の整体】デイジー整体院
JR横浜線十日市場駅徒歩3分
横浜市緑区十日市場町817-2フォーラム88-301
電話045‐985‐0023
完全予約制
平日9:00~17:00
土日9:00〜17:00
火曜・祝日定休
デイジー整体院ホームページ
https://www.daisy-seitai.com/
完全予約制 1日6名まで
「ブログを見て…」とご連絡ください。
ご予約ご質問はメールからも
行えます。(各コース共通)
メールアドレス info@daisy0023.sakura.ne.jp
フォームから https://www.daisy-seitai.com/contact/
メールのチェックは一日に1回~2回です
ので、返信にお時間いただく場合もございます。
お急ぎの方は
045-985-0023 までお電話願います。
**********