CBDのアントラージュ効果と実感CBD03
CBDが身体に影響する理由についてを先に語りたかったんですが、構造や生理機能について説明しようとすると、とても大変でキリがないので、その辺りを超えて、利用するにあたりという話を先行していきます。
アントラージュ効果
アントラージュ効果とは、植物の相乗効果です。
この話を進める前に、カンナビノイドの基本として簡単な話をします。
カンナビノイド
カンナビノイドには、そもそも我々ヒトが身体の中に産生しているもの・植物が産生するもの・合成して作られたカンナビノイドがあります。
植物が産生するカンナビノイドは、113種類以上あると言われています。
そして、CBD(カンナビジオール)は、その1113種類の中の一つです。
他の植物の中にもCBD成分のあるものもあります。
大麻草がいちばんCBDを生成しています。
アントラージュ効果
CBDとTHCの効果は、他のカンナビノイド・テルペノイド・フラボノイドの組み合わせに影響を受けます。
その相乗効果をアントラージュ効果と呼びます。
相乗効果ということは、つまり、成分一つずつ部分での効果より、大麻草全草の方が効果が高いということです。
フルスペクトラムとブロードスペクトラム
- フルスペクトラム
CBDだけでなく、テルペン、フラボノイド、THCを含む製品。
- ブロードスペクトラム
CBDだけでなく、テルペン、フラボノイドを含む製品。THCは一切含まない。
アントラージュ効果を考えれば、フルスペクトラムの方が、より良いハーモニーが生まれて効果が高そうですが、現在日本ではTHC成分を含むものは流通されていません。
しかし、禁止されているTHC以外の成分によるアントラージュ効果は期待できます。
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私が個人的に実感したアントラージュ効果
個体差があるので、どれがどれだけ、どのように影響を発揮できるかということを明確にはいえませんが、それぞれのカンナビノイドにはそれぞれの特徴があります。
- THC、悪心嘔吐の軽減、抗酸化…
- CBD、抗感染…
- CBN、抗けいれん、疼痛緩和…
- THCV、抗けいれん…
- THCA、抗菌、抗炎症、…
- CBG、抗菌、抗炎症…
- CBC、血圧低下、血管弛緩…
- CBDA、悪心嘔吐の軽減、
体験会での試飲等を除外して、私が購入して利用してみた感覚を話します。
※生きて生活しています(食事・睡眠・運動)ので、必ずしもこれだけが影響して出たものではないと思います。
①CBDオイルティンクチャー
- 初期のこともあってか、特に変化は感じなかった。
- 精神的に厳しいものに直面したが、長く悩まなかった。
- 肌に少しぶつぶつが出た。
肌のぶつぶつは、植物故に自分と合わなかった可能性もあるだろうなと思いました。しばらくようすを見ながら、オイルを飲みきったところで一旦止めました。
②エディブルCBDその1
- ここでも特に変化は感じなかった。
③エディブルCBDその2
- 異なる味のものも試してみることにした。
- 特に変化は感じなかった。
- ちびちび試していたが、許容摂取量最大を摂取してみた。
- 指先まで温まるような感覚を得る。
④ディブルCBDその1をさらにもう一度
- 使用量を変えたせいなのかわからないが、その2よりその1の方が、指先まで温まるような感覚を感じる。
- さらに、この1年で増えたシミが薄くなったことを実感。
食べ物って、合わないもの食べると吐いたり下したりする反応があります。
そういうのと同じように、なんか身体に響くような感じが③くらいからあって、その後、その1とその2との違いを感じました。
その頃、CBDの勉強を始めていて、アントラージュ効果のところまで進んだ時に、もしかしてと思い、今まで特に気にしていなかった製品の成分表をみました。
「その1の方がCBD含有量は多いが、その2には数値的検出には至らずとも<LOQという超微量に入っている。」
ということがわかりました。
※実際には、血液取り出してみているわけじゃありませんからわかりません。
片頭痛とCBD
片頭痛が時々あります。
運動をコンスタントにできていた時は、1年以上一度も頭痛発作は起きませんでした。
頻繁(※私なりに頻度が高い頃という意味で、よく片頭痛を起こす方に比べたら大した回数ではありません)な時ほどではありませんが、運動しなくなったら、時々あるようになりました(年に4回か5回)。
今では、年に3回あるかないかです。
頓服薬を処方してもらっていますが、できれば自力でなんとかしたいので、出来るだけ運動するようにはしています。
まるっきり出なかった時ほどは運動ができていない状態です。
そんな中、現時点で半年近く頭痛ありません。怪しい時がありましたが、薬飲まずに回避できました。(片頭痛を起こすことのある方はわかると思いますが、通常回避はほとんどできません。出ないようにはできるけど、出てしまったら薬を服用するしかないことがほとんどです。)
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CBDが必ずしも各症状に功を奏すかどうかという点に於いて、ある程度は自力で想像できるように、先にCBDが身体にはたらくながれについて書きたかったんですが、文脈効果もなく話すのはとても難しく、まずはこういったことを書きました。
CBDが身体に足りないことで症状が出ている場合は、CBDがかなり助けになると思っています。
※それは、症状があっても病院に行かなくていいという意味ではありません。病気の専門家にはいつでも相談をしておく必要はあると考えています。
CBD以外が症状と関係している場合は、CBDを摂取しても大きな効果はないかもしれません。
それでも、これからもCBD の話をしていきます。