「カイロプラクティックをやろうと思った動機はなんですか?」
「カイロプラクティックをやろうと思った動機はなんですか?」というご質問をいただけました。
今まで、きっかけについては多くの方に話してきましたが、「動機」というと、数年前に自分がなんでここにいるのかって考えたものかなと思うので、そう捉えて話します。
ご質問してくださった方が、きっかけみたいなことを話した方かわからないので、きっかけも話します。
ちょっと長い話になるかもしれないので、軽めの話であれば、このきっかけについてお読みいただければと思います。
もう少し深く知りたいのであれば、最後までお読みください。
きっかけも動機も一つじゃないので、ここに書いたことだけが理由ではないかもしれません。
カイロプラクティックをするまでの自分の歴史全部が関係していると思います。
↑壮大な話ではなく、みんなも、何かを選択する時、目に見えるきっかけと、自分の奥深くにあるものと、その選択をするまでの歴史がきっと関係していると思います。
【軽めの話】
カイロプラクティックに足を踏み入れたきっかけ
私は、高校卒業後、専門学校に行きました。今は廃校になったっぽいのですが、簿記を中心に検定を取得する専門学校です。
私が入ったのは、OA秘書科でした。
その「OA」という科目で、文書のルールを学び、パソコンでじゃんじゃん入力してスピード入力できる力を養いました。
ちなみに一文字でも速く多く入力することを目的にしていたので、JISかな入力でトレーニングしたので、パソコン等購入時にはローマ字入力が主流の今は機械やシステムを選ばねばならぬ身です。
話は戻りますが、そこでかなり目を酷使しました。
社会人になって、会社は、とてものんびりできる会社でしたが、入力が多くなる時期があって、その作業が多い時には、肩・首が凝ってクラクラしていました。
それが理由で、いくつかマッサージを受けに、マッサージサロンや整骨院さんを利用していました。
お気に入りの整骨院さんができて、そこは複数名の先生がいらっしゃるところでした。
全員上手なマッサージでしたが、私は特に気に入っている先生がいました。
いちばん「ココ」ってポイントを押してもらえる感じでした。
はじめてのカイロプラクティック
ある日、あまりにも辛い日に、あまりにも辛いと訴える私に、その先生が、
「森さんなら、若いし(当時27歳くらい)大丈夫だな…。」
と、言われ、サッと関節にアプローチされました。
首の動きが良くなったので、先生に
「これ、なんですか?? 先生は、何を勉強した方なんですか?!」
と、尋ねました。
「僕は、カイロプラクティックの学校で勉強しました。」
とのことでした。
「カイロプラクティック」という言葉も初めて耳にしました。
質問したら、先生は質問には答えてくれましたが、全容が掴めない。
その日の帰りに、本屋さんに寄ってカイロプラクティックというものを調べました。
当時、カイロプラクティックの本というものは、普通の本屋さんになく、
「先生、学校に行ったっておっしゃってたよな…。」
と、「各種学校案内」という専門学校の一覧みたいな本を見ました。
学校見学して入学
すぐに決めたか、もう覚えていませんが、そんなに何年もとか何ヶ月もとか悩まずに、
「勉強してみたい」
と、思いました。肩こりのこととか勉強したい。と。
そして、通うことのできそうな学校の見学に行きました。
カイロプラクティックとは何かというような教育ビデオのようなものを見たように記憶しています。
- パーマー先生がハーベイ・リラードさんの背骨を治療して難聴が治った話のビデオ
- 学校を作った先生がどういう気持ちでカイロプラクティックの道に進んだかみたいな冊子
- 入学案内
くらいかな。
それで、入学しました。
学校選びについては、3ヶ月とか通信教育とかじゃなくて、2年制でテクニックだけじゃなくて身体についても学べる場所にこだわりました。
入学時点では、勉強したいと思っているくらいで、それ以上特に考えていませんでした。
入学
- 身体についての座学(解剖・生理・栄養学・公衆衛生等)
- テクニック
を淡々と学んでいきました。
半年ずつ、4期間に分かれていて、最後は研修に行きました。
卒業後も研修を続けました。でも、
研修に行って、仕事にしようとして学んでいる人と、勉強したいというだけで行っている自分には熱差があると思いました。
それだけが理由じゃありませんが、会社を辞めて勉強に集中することにしました。
で、そこから…なんとなく独立する方向に進んで、今。という感じです。
【もうちょっと深い話】
薬で傷めた身体
私が子供の頃は、薬に疑いなどなく、処方されたままに何も考えずに使用するのが一般的でした。
お医者さんも、身体がこういう状態なので、この薬を出しますね。というのが一般的でした。
病院はとても混んでいて、とても上記「身体がこういう状態なので」の詳細が説明される時間はありませんでしたし、処方された薬が「どういう目的のもので」「こういう副作用もあるから」といったことが説明される時間もありませんでした。
処方されていた薬が、どんどん効かなくなり、強いお薬を使うようになりました。
しかし、この薬は強めていくしかなくなり、最終的には薬ではどうにもできなくなるという情報を得ました。
なので、学生中にこの薬から離れようと離脱を始めました。
この薬を脱する方向に進んだ時、目の前の離脱しかわかりませんでしたが、この辺りから多分健康に貪欲になっていったのだと思います。
身体が悪くなったのは、
- 薬についての情報が足りなかった
- 身体についての情報が足りなかった
- 薬についての情報と身体の情報を合わせて考えることができなかった
からです。
最初は薬というものに敵意を持っていたくらい薬嫌いになりました。
どれだけ苦しんだかと思えば、そうなるのも当然でした。
でも、薬自体が悪いのではなく、薬をどういう目的でどのように使うのかが大事なんだなと思いました。
カイロプラクティック
カイロプラクティックがいろんな症状に有効であるということを習いました。
でもそれは、いろんなものに良い=魔法ではないとも知りました。
なんとなく、自然治癒力が向上のようにぼんやり語られているけれど、なんで自然治癒力が向上するのかということも考えるようになりました。
身体に必要なのは、身体の機能全部がバランスよくはたらけることです。
機能全部がバランスよくとは、
身体は、…例えば、便秘の人が便通促進のために、薬を使う手段があります。便通促進剤をとって、便通を促せます。でも、飲み続けなければならないとしたら?
でも、それはバランスよくとは言いませんよね?
カイロプラクティックならば、骨盤関係の関節や背骨の動きをよくすることで、本来の機能が活性し、便通が促されます。腹部の血流がよくなり、お腹が適度に温かくいられれば、適度に腸もはたらけます。
ただし、栄養・睡眠・運動という面を振り返り、日常生活にもアプローチする必要があります。
カイロプラクティックを始めた動機は、ちょっとぼんやりしていますが、今カイロプラクティックを続けている理由は、「もっと多くの人に、自分の身体を信じてほいから。自分の健康状態は自分でコントロールできると知って欲しいから。」です。
↑「自分で」を繰り返しましたが、これを一人でやれと言っているわけではありません。
身体を放置して、痛みや不調といった側に、自分を合わせなければならない生活から離れて欲しいと願っています。
どう話をしたらいいのか、悩んで、とりあえず、ここに書きました。
少し時間をおいて、ここを見直したら、もっとわかりやすいように順序立ててかけるかもしれません。
今は、ここでなんとなく、私の動機を掴んでいただけたらと思います。
ご質問ありがとうございました。
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