暑いと、「お水飲んで」「水分こまめに」って言うけど、それよりもお味噌汁がいいタイプの人がいます。

ブログ身体について

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また暑い季節がやってきましたね。
「猛暑」「猛暑」と言われ始めた数年前から、暑い季節が始まると、テレビのお天気予報などで「水分の補給をこまめに」という一言が加えられるようになりました。

わざわざ話してはいませんが、数名の方には会話の流れから話すこともありました。
昨年、うちの父は夏の終わりに、熱中症で死にかけました。

そこに至るまでの流れは、いろいろありますが、今回はそれは省略。

ただ、「水分を補給しましょう」では足りない場合があるので、話します。

熱中症の定義

熱中症とは…

厳密には単に脱水症状のことを指すのではなく、脱水という状態により一つ以上の臓器にダメージを受けたことを「熱中症」と呼びます。

「脱水しているから水分」では足りない人
  • うちの父のような高齢者(若く見えるとかはありませんが、年齢の割にはかなり元気です)
  • 身体が弱っている人

は、血液の内容がベストではないことが考えられるので、
「水」を補給すると、血液の内容(濃度)をベストにするために
もっと水分を出してしまうことがあります。

では、その場合補給のおすすめは?

お味噌汁です。

塩分とたんぱく質(お味噌なので)が摂取できます。
それが良い理由は、
電解質が整い、身体の組成栄養素であるたんぱく質が補給できるからです。

 

これは、暗記して覚えるのではなく、イメージをして考えてみるといいです。

先ほど、脱水しているから水分では足りない人を挙げましたが、他にも当てはまる可能性をイメージしてみてください。

イメージとは、身体が弱っている自覚はない人も、貧血があるなら当てはまりそうというだなという想像力です。

 

昨年、父は、最終的に運び込まれた病院で、ドクターにはとてもよく看てもらえました。
だから、回復しました。

あんな状態になってからでは、時間が勝負になる時もあります。

ですから、おすすめはそうならないための対策です。

別のドクターに、この件についてアドバイスをいただきました。

年齢の高い方には、お水よりお味噌汁の方がいいです。
お水では脱水状態の改善が難しいことがあります。

なるほどですよね。

 

昨年秋から、血液検査の結果を持ってみえた方へ身体の状態とおすすめの栄養のわかるアドバイスシートを作成しております。
(2018年4月から有料)

たんぱく質の足りない方が多いです。

病気ではないから、基準値は満たされています。しかし、理想的な数値でみると足りない傾向があります。

そういった方も、暑さ対策に一杯のお味噌汁を勧めます。

ブログ「【水分摂取】摂取しても摂取にならないお茶やお酒、その理由」
https://www.daisy-seitai.com/2016/02/07/3987/
もご参照ください。