痛みのある場所は、組織同士の滑りがない。‐ハイドロリリース治療法-
2019年5月投稿、2023年5月rewrite。
今まで痛みがあっても正常と診断されてきたけれど
整形外科さんの診療
今までは、X線(レントゲン)撮影で骨に異常がないと、体は「正常」と診断されてきました。
痛みがあるのに、「正常」。
ところが、最近では、超音波(エコー)下で、組織同士が癒着している場所に問題があり痛みと関係していることが分かるようになってきました。
(掲載書籍は2017年3月に刊行されたもので、私が読んだのは2018年。)
整形外科さんのハイドロリリース治療法
その組織同士が癒着している場所にアプローチする治療法、「ハイドロリリース治療法」が発展してきました。
癒着している場所に生理食塩水を注入することで、組織同士に滑走性が出て、可動性が増します。
可動性が増すことで、痛みが取り除かれています。
治療のながれ
- 超音波(エコー)で組織同士が癒着している(くっついている)場所を見つける。
- 組織同士の癒着している場所に生理食塩水を注入する。
目的
癒着部分に生理食塩水を注入し癒着を剥離
それによって得られる効果
- 組織同士の可動性と伸張性が改善
- 液体注入そのものが、発痛物質の洗い流し効果
- 潤滑性脂肪筋膜系 lubrircant adipofacial system (LAFS)機能の改善
これにより、短い治療時間で、つらい痛みから解放されるようになってきました。
残念ながら、我々はエコー診断や、注射をする資格はないので、困っている方にハイドロリリース治療法はできません。
しかし我々も得られたものがあります。
この治療法により、我々治療家が得たもの
私は、医師ではないので、エコー診断や注射は出来ません。
しかし、この「癒着」と「滑り」のイメージを持つことができるようになりました。
そのことで、施術が深くなりました。
身体には層と層を埋める組織
骨、骨膜、筋肉、皮下脂肪、皮膚、という層があります。
そして、それらを埋める筋膜(という名称でよばれていますが、fasceaファシアという膠原繊維組織)という組織があります。
私は、カイロプラクティックを施術するカイロプラクターなので、カイロプラクティック的な理論として神経をイメージして背骨にアプローチしています。
他に、長年身体の状態が悪い人は、背骨の関節だけではなく、トリガーポイント療法を組み合わせた背術をしています。
それらを行う際に、脂肪系筋膜組織の癒着を考え合わせると、もっと身体の変化をさせやすくなりました。
また、主体となる利用者さんに、どんな運動をするか・何を目的にするか、ということを熱をもって案内できる度合いも深くなりました。
合わせて読みたい関連ブログ
ハイドロリリース治療法…組織同士の滑走性・整形外科さん利用のメリット/整体院利用のメリット
https://www.daisy-seitai.com/2019/04/15/8455/
ハイドロリリース治療法・筋膜下リリース、生理学の研究からの理論。(専門的な難しい話は省略)
https://www.daisy-seitai.com/2018/11/09/8176/
隣り合う組織同士の滑りがないことが不快な症状やつらい症状に。
https://www.daisy-seitai.com/2021/06/25/13174/
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