口呼吸になる理由と口呼吸をやめるならカイロプラクティック的アプローチ
2019年12月13日投稿、2025年9月rewrite。
口呼吸
口呼吸が身体に害を及ぼすと言われています。
例えば、
【口腔・歯科的な問題】
- 口腔内が乾燥→虫歯、歯周病
- 口腔内が乾燥→口臭の原因
- 歯並び・噛み合わせの問題
【呼吸器・耳鼻咽喉的な問題】
- ウイルスやアレルゲンが体内に入りやすい→喉や扁桃腺の炎症につながりやすい
- 睡眠時無呼吸症候群
- いびき
- 鼻炎・鼻づまり
- アレルギー
【その他】
- 集中力の低下
- 睡眠の質の低下
- 免疫力の低下
- 顔の発育に影響
などが、あります。
器質的な問題(各組織そのものの問題)があれば、そちらも診ていく必要があります。
カイロプラクティックでは、どういった予防や改善ができるでしょうか?
カイロプラクティックと口呼吸
カイロプラクティックメリックチャートでは、Ｃ２(頸椎２番)とアレルギーの関係が表にされています。
呼吸と関係しそうな症状は他の椎骨(背骨)とも関連しています。
ですから、該当の椎骨(背骨)から出ている神経のことは考えます。
でも、●●の●番が△△だから◆◆という症状が出ているという細かい関係性よりも、姿勢が悪いと背骨と関係する場所に問題出る可能性ありますよという大きな流れで捉えた考えで、身体のはたらきとしっかり向き合います。
他には、姿勢という大きな外側ともいえる問題と口呼吸も深く関係します。
姿勢と口呼吸
2000年からたくさんの身体に向き合ってまいりましたが、Occ(後頭骨・首と一番近い頭の骨)と、頸椎１番(C1・首のいちばん上の骨)の部分が狭い人が多いです。
そこが狭いということは、顎(あご)を前にした姿勢をしているということです。
顎(あご)が出ている姿勢とは
顎や頭だけがぐっと前に出ているというよりは、腰を丸めて顎を出した姿勢になっています。
【実験して比べてみてください】
それぞれの姿勢で、鼻呼吸をしてみてください。
- 出来るだけ頭を身体の真ん中に載せた姿勢
- 背中を丸めて顎を出した悪い姿勢
違いはわかりましたか？
- 頭を真ん中に載せた姿勢での鼻呼吸は、胸いっぱいに空気が入って・出せる楽な呼吸
のに対して、
- 背中を丸めて顎を出した悪い姿勢での呼吸は、身体が窮屈で口がぽかんと開きやすくなる
のを感じませんか？
顎を前に出していると、口呼吸をしたくなります。
姿勢が悪いって、口呼吸になりやすいです。
顎(頭、首)が出ている悪い姿勢は、呼吸がしづらいので、自然に口呼吸になってしまいます。
口腔・歯科・呼吸器・耳鼻咽喉的な問題があるなら、それは無視できませんが、そちら側からアプローチしていても、姿勢が悪いままでは、自然に出てしまう癖のように口がぽかんと開いた口呼吸をしてしまいます。
口呼吸を辞めたいならば、カイロプラクティックという面からも、口呼吸にはアプローチしていくことがおすすめです。
施術中に眠ってしまう人
頭と首の境目を緩めていく施術のタイミングで、寝てしまう方も多いです。
頭と首の境目のあたりが、普段詰まっていれば詰まっている人ほど、施術で、首の一番上の骨と、頭の一番下の骨の間が広がるようにすると、うとうとしたり、眠ってしまったりします。
呼吸に体力使いすぎ?!
つまり、姿勢が悪いとたった呼吸をすることでもいつも疲労を強いられています。
いつも呼吸しづらい状態でいます。
鼻呼吸がしづらい…それを「鼻」という器官の異常であれば、それを病院で治療することも大事ですが、「鼻」という器官が機能いっぱいにはたらくための環境づくり(整体等)も大切です。
【参照ブログ】
「声が出にくい」「声を出すとすごく疲れる」という症状へのアプローチ例 ➡️ https://www.daisy-seitai.com/2020/04/13/11197/
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