変形性股関節症・股関節の問題の予防体操
股関節が痛い原因はいくつかあります。
どれが要素として強いかは個人差がありますが、全部関係しています。
- 姿勢
- 動きが足りない
- 問題が起きている
等です。
姿勢が関係している理由は
姿勢が悪いと、神経のはたらきが妨げられ、それが股関節の動きを小さくしてしまいます。
それが、動きが足りないにつながります。
動きが足りない理由は
「使わない」が積み重なっていて、硬くなっている。
硬くなると血液が広がり行き渡るが「足りない」が積み重なり、それが痛みになります。
問題が起きているとは
変形していたり、石灰化しているものがあったりの場合もあるので、そういうことが心配な場合は整形外科さんで一度診てもらうといいと思います。
この変形・石灰化は、ではなんでそんなことが起きたのか?!ということがはっきりしていないケースもあります。
はっきりしない理由は、長期に渡ってその人を観察することが出来ないからだと思います。
骨代謝の病気ではない場合、上記原因の二つが積み重なって、骨が生まれ変わるための刺激がうまくいかなかったからかなと想像しています。
身体の使い方に問題
当院ご利用の方々には、しつこいほど、「お尻の筋肉を使いましょう」という話をしています。
骨が入れ替わるには、「刺激」も必要です。(※負担ではない。「疲労」ではなく「使われていること」が大事)
骨が入れ替わる話は、↓をご参照ください。
ブログ 骨の形は姿勢で変わる。骨の質は運動で変わる。
筋トレやストレッチより重要な体操
股関節…臀筋(お尻の筋肉)をよく使えることが大事ということから、筋トレやストレッチは大事です。
でも、まずは、「ココしっかり使いますよ。」ということを身体に教えてあげることが大事。
それを考えた体操が、この、股関節を大きく動かす体操です。
- 外回し3回、内回し3回を両側行う
です。
効果的に行うには注意点もあります。
股関節の体操を行う注意点
- 股関節の形をイメージして、大きく回す。
です。
回数で、質の良さは補えないので、とにかく大きく回すをイメージして質のいい体操をしましょう。
朝起きてすぐ行うのが理想的です。
朝起きてすぐに行うのが理想的な理由
これから、一日の活動をするために、使うと意識しなくても使われる股関節。
活動の前にこの体操を行うことで、大きく使えると脳に教えてあげられるのが理由です。
身体の癖としても、大きく使えることを知ってから使うので(それが脳に教えるとも重なる話ですが…)おすすめです。