巻き肩なおりますか?‐よくいただくご質問シリーズ‐

O脚・足ブログよくあるご質問身体について

2020年8月投稿、2022年2月rewrite。

巻き肩はなおる?!

「巻き肩はなおりますか?」

というご質問をいただきますが、巻き肩はなおりますか?

ここに誠実に答えるなら、「なおりません。」です。

「巻き肩をなおせますか?」
  • 主語があなたならなおせるし、
  • 主語が自分以外の誰かならなおせません。できるのは良い姿勢を作るサポート。

敢えて、「治る」という言葉を使わないのは、病気ではないからです。

当てはめられるなら「直る」「直す」。

生活習慣の積み重ねにより仕上がっている姿勢

姿勢を含む、生活習慣の積み重ねにより構築された状態です。

本気で良い状態にしていきたいのであれば、新しく理想的な姿勢になるような構築をしていくしかありません。

我々が出来るサポート

長期に渡り、肩を丸めているので、肩を広げる方のはたらきがしにくくなっています。

ですから、

  • 身体の正しい位置を🧠脳🧠が認識するために、背骨がよく動くようにする。
  • 肩甲骨・肋骨・腕にいく神経のはたらきが悪くなっていると考えられる首の周囲をゆるめる。

こういったサポートは我々がします。

その上で、よく動く状態を構築していくのは、本人が主体となってしていけばよくなっていきます。

そのためにまず最初にできること

「わたくしは巻き肩である」という

巻き肩という名称で自分を表すことを止める必要があります。

その特徴が名詞化していることで、あたかも変えられない自分の一部のようになっています。

そこがスタートです。

構築していくということよりも、構築されたものを違う形にすることは、難しいけれど、出来ない事ではありません。

例えばですが、

丸まった壁掛けカレンダーも、壁にかけていれば真っ直ぐになっていきます。

丸まった状態よりは、壁にかければ伸びますが、一日で真っ直ぐになりませんよね?

でも、掛けているうちに真っ直ぐになってきます。

その次にできること

  1. どんな形になっているかを知ること。
  2. どんな形で過ごしているか気づくこと。
  3. 「なぜ肩が前に丸まっている」ことを起こしているのか?ということを知る。
1.どんな形になっているのか?

縦方向と横方向から前に丸めているということを知ってほしいです。

つまり胸を張るだけでは解決しないこと。

2.どんな形で過ごしているか?

仕事でパソコン見ているから…

と、おっしゃる方が多くて、それはもあると思います。

でも、ご飯食べている時も丸い。

電車で座っている時も丸い。

3.なぜ方が前に丸まっているのか?
内蔵的疾患はないか?

よくお腹が痛くなる人は、身体を前に丸めていることが多いです。

そういう姿勢を繰り返した結果、通常の状態でも身体を丸めています。
↑脳もニュートラルな位置を間違って認識しています。

  • お腹をマッサージ
  • 腰マッサージ
  • 関節を動かしやすくする

すると身体は伸ばしやすくなりますから、一時的に姿勢も伸ばせます。

身体を伸ばしやすくして、伸ばすを意識すると変わっていきます。

でも、常に腹痛の人ならば、「お腹が痛くなる」原因に手を着けないと、結局また常に身体を丸めます。

肩が前に丸まるのも、身体そのものの原因…重い荷物を常に持つ、スマートフォンを見過ぎている…なども関係しますが、常に緊張してのびのびしていないという思考の癖のようなものも変えることが必要です。

身体の部分としても、肩だけの問題ではない。

「肩を丸める」というのが、身体のバランスとして行われている場合もあります。

膝が内側に向いて(大腿骨を内側に回して)いる姿勢は、股関節も曲げています。

股関節で曲げている状態を作ると、一緒に肩も丸めます。
  • 股関節を伸ばしていれば、肩は丸まることはできませんし、
  • 股関節を丸めていれば、姿勢パターンとして肩も一緒に丸まります。

だから、肩だけをケアして、肩が前に行っているのを変えようとしてもすぐに、肩が前に行きたがります。

股関節の状態も良くする必要があります。

いや、股関節に痛みないよ。

という人も多いと思いますが、身体は連動している(連携して動く)ので、肩が丸まっているなら、股関節の姿勢も悪いです。

身体はバランスをとって姿勢を作っています。

  • 股関節を曲げている
  • 膝を内側に向けている

そんなに大きな角度ではなくても、肩の姿勢に影響できます。

左から、①、②、③。

スタイレックス3か月変化

①の状態でも、膝を内側に向けています。パッと見にはわかりませんよね?

でも、②と③を見ると、①がようす悪いのわかります。(脚のライン)

パッと見はわかりづらく、股関節に症状がなくても、理想的な状態から離れていっています。

 

身体が勝手にとるバランスとは?

例えば、手を後ろで組む。

何気なくやっていることかもしれませんが、これは、身体が前に丸まっているから、バランスをとるために行っています。

別のページでも話しましたが、「牛乳飲む時に腰に手を当てる理由」も、身体が勝手に何気なくやっていますが、理由があると話しています。

話が広がり過ぎて、まとまっていませんが、ここで話したいのは、

巻き肩と言われている、肩が前に丸まっている姿勢は、股関節も変える必要がある

ということです。

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