巻き肩なおりますか?‐よくいただくご質問シリーズ‐
構築していくということよりも、構築されたものを違う形にすることは、難しいけれど、出来ない事ではありません。
その目の前に起こっていること(肩が前に丸まっている)がどうして起こっているのか?というとこから手を着ける必要があります。
例えばですが、
よく、お腹が痛くなる人って、身体を前に丸めていることが多いので、そういう姿勢の傾向ありますし、腰のあたりが硬いです。
そういう姿勢を繰り返した結果、通常の状態でも身体を丸めています。
↑脳もニュートラルな位置を間違って認識しています。
お腹をマッサージして、腰もマッサージすれば、身体は伸ばしやすくなりますから、一時的に姿勢も伸ばせます。
身体を伸ばしやすくして、伸ばすを意識すると変わっていきます。
丸まった壁掛けカレンダーも、壁にかけていれば真っ直ぐになっていきます。
でも、身体の場合、この常に腹痛の人に例えると、「お腹が痛くなる」原因に手を着けないと、常に身体を丸めます。
肩が前に丸まるのも、身体そのものの原因…重い荷物を常に持つ、スマートフォンを見過ぎている…なども関係しますが、常に緊張してのびのびしていないという思考の癖のようなものも変えることが必要です。
肩だけの問題でもないですし!
「肩を丸める」というのが、身体のバランスとして行われている場合も多いです。
膝が内側に向いて(大腿骨を内側に回して)いる姿勢は、股関節も曲げています。
股関節で曲げている状態を作ると、一緒に肩も丸めます。
- 股関節を伸ばしていれば、肩は丸まれないし、
- 股関節を丸めていると肩も一緒に丸まります。
だから、肩だけをケアして、肩が前に行っているのを変えようとしてもすぐに、肩が前に行きたがります。
股関節の状態も良くする必要があります。
股関節を曲げているって、膝を内側に向けているって、そんなに大きくではなくても、肩の形に影響できます。
左から、①、②、③。
①の状態でも、膝を内側に向けていると言えます。
パッと見はわかりませんよね?②と③を見ると、①がようす悪いのわかります。
そのくらい、パッと見はわかりづらいです。
ちなみに…
身体が勝手にとるバランスとは?
例えば、手を後ろで組む。
何気なくやっていることかもしれませんが、これは、身体が前に丸まっているから、バランスをとるために行っています。
別のページでも話しましたが、「牛乳飲む時に腰に手を当てる理由」も、身体が勝手に何気なくやっていますが、理由があると話しています。
話が広がり過ぎて、まとまっていませんが、ここで話したいのは、
巻き肩と言われている、肩が前に丸まっている姿勢は、股関節も変える必要がある
ということです。