股関節が痛い…身体を造る五大要素のうちの一つが圧倒的に足りなかったことが作った状態。
身体の状態を造っている五大要素
- 運動
- 食事
- 睡眠
よく言われる、この三つの他に
- 行動
- 情報
この五つが身体を造っている。
情報だけで、何も行動しなければ情報は無意味だし、行動にそこそこの理屈(情報)が伴っていなければ身体をうまく造れません。
股関節の痛い方がみえています。立ち仕事/女性40代
この方に足りなかったのは「情報」
来院時:痛みが出てから10か月経過
痛みは来院前と後では、痛みの出る時間がかなり軽減。
しかし、来院4回/1か月 経過しても、関節の可動域が初回より広がるも、なんかスッキリしない。
おかしいから病院で診てもらうことをおすすめしました。
腸骨(股関節をグーとパーで考えた時のパー側)に立派な骨化した箇所が見られました。
「骨化した部分は、自然に治るのか」という質問に、
ドクターは
「治るかもしれないけど、わからない。」
とのこと。
どうとらえるか?出来ることは?
この方に限らず、仮説を立てて施術に当たっています。
【仮説】
「手術しかないね。」と、言われたら、その時はドクターに従い、必要に応じてそういう処置も必要だと思います。
でも、「治るかもしれないけど、わからない。」
なら、
痛みは減少しても、骨化してしまったものが消失するかどうかはわからない。
という意味で、
代謝で変わっていかれる範囲なのか?と受け取りました。
骨は、圧電現象で「骨芽細胞」「破骨細胞」が発生し、骨が、受けている刺激に合う形を形成(新しく出来るのではなく骨代謝として身体が生まれ変わる)します。
正しい場所に圧がかかれば、必要な場所に増え、不必要な場所に作られない。
そういうことか?と思われます。
だから、絶望せずに良い姿勢でいい刺激をしていくのが、新しい身体づくりに大事だという見立てで方針を立ててあたっています。
身体を造る五大要素のうち、「情報」の圧倒的な不足が今の状態を造ってしまった。
姿勢がとても悪くて、良い刺激が行かず、疲れた時には関節によっかかる立ち方していたのかな?と想像。
「情報」大事だなーと思う。
ここでいう「情報」とは「姿勢」に関すること。
誰も教えてくれなかったし、
昔言われた良い姿勢ってその良い姿勢ってどう作られているのか?ということがよくわからなかった。
だから、この方本人が悪いわけではなく、我々の年代かそれより上だと知らないからしょうがない。
でも、しょうがないで止まっていても意味はないので、
どうしてそうなったかより、
「どうなりたいか」
に集中して、本人の身体づくりに協力させていただいています。