身体は本当にコントロールできている? 自分の身体はどこにある…。脳は間違っている。
今身体がどこにいるか
昨日、知らずのイライラ脳のところで話した続きです。
身体を動かすようにという脳からの命令以外に、今身体がどこにいるかという情報を脳に届ける必要もあるという話をしました。
健康状態の王様「パイロット」
パイロットになるためには、身体の状態が良いかどうかも重要です。
例えば、視力は裸眼で0.2以上、矯正視力1.0以上、近距離視力裸眼で1.0…数字は知らなくても、視力が良い必要があることはご存知ですよね?
「パイロットになるわけじゃないから、そこまで良い視力じゃなくてもいい」と思うかもしれません。
でも、パイロットじゃない人も健康状態の王様のようであってもいいと思いませんか。
パイロットじゃない人でも10秒は維持したい
- 両足を前後一直線上に置いて、真っ直ぐ立つ。10秒。
- さらに、目を閉じて10秒。
病気じゃなくても、背骨・骨盤の状態が良くないと、10秒立っていられません。

パイロットは、
目を開けてチェックした後、目を閉じて30秒できるかをチェックします。
足踏みテスト
- 両足を揃えて立った後、目を閉じて両腕を前方に伸ばし、その場で50歩足踏み。
病気じゃなくても、背骨・骨盤の状態が良くないと、移動や回転が著しくなります。

パイロットは
- 回転90度以上
- 移動1m以上
で、不適合とされます。
一般人が病気かどうかとしてチェックする場合
目を閉じて、立った姿勢で、両腕を前に出して、その場で100歩足踏み。
- 回転 44度以下 正常
- 回転 91度以上 異常
- 移動距離 1m未満 正常
- 移動距離 1m以上 異常
とされています。
パイロットほどの平衡感覚の鋭敏さが必要なくても、自分の位置感覚も、しっかりしていた方がいいと思いませんか?
⭐️ このテストで目を閉じるのは、視覚による微調整をさせずに、自分の感覚がどこまでわかっているかということを知るためのものです。
位置の感覚
位置の感覚は、関節包、靭帯、筋と関係しています。
「回転が44度で正常域だからいい。病気じゃないからいい。」
ですか?
知らずのイライラ脳のところで話しましたが、イメージしている動きと、実際の身体の動きにズレがあると、ストレスになります。
そう考えたら、ここは良い状態にしておく方がよくないですか?
カイロプラクティック
位置情報を受け取って、命令を送って、…自分の身体が自分の思い通りに動いている。
背骨の中に神経があるっていうことは、背骨の状態が健康なことが大切です。
自分でできる機能チェックという話を以前もしました。
自分の身体がよく動いて、自分の身体の位置がよくわかるということは大切です。
他にも、病気かどうかのテストをしてみると、自分もうまくできないことがあります。
病気の人は、専門医に相談して対処する必要があります。
でも、病気じゃない人は、
- 身体をよく動かして、
- 位置覚テストをトレーニング
して、身体を自分のものにしましょう。
※病気の人は、テストのトレーニングできないし、テストのトレーニングという意味ではない。
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脊髄後索(せきずいこうさく)障害の有無
ロンベルク試験
立った姿勢で、腕を前に出し、姿勢を保つのにフラつかないかを観察。目を開けた状態と閉じた状態の2パターンでチェックしてその差を確認。



