指が痛い・指の関節が腫れるヘバーデン結節のケア
2014年5月31日投稿、2021年4月7日rewrite
へバーデン結節
女性に多い変形性関節症で、ヘバーデン結節と呼ばれる結節(ポコッとしてもの)が、手指の第一関節の背面や側面に現れます。
関節軟骨の摩耗や老化によって生じると言われています。
診断は、整形外科さんでレントゲン撮影と症状を併せて行われます。
ヘバーデン結節主な症状
症状
- 腫れている場所が痛い
- 腫れている場所を使うと痛い
- 節が腫れる
- プライバンや鍋を持つ時に痛い
- 菜箸を使う時に痛い
- 雑巾や布巾を絞る時に痛い
- 洗濯ばさみを使う時に痛い
等が起こります。
原因
- 現在は、原因は不明です。
- 遺伝性の証明もされていません。
特徴
- 40代中年以降の女性に多い
整形外科さんにおける、現代の治療
- テーピング
- 投薬
- 注射
- 手術
等があるようです。
変形が始まっている場合、整形外科さんにご相談され、受診される方が多いです。
整形外科さんなどを訪ねられると、「加齢による現象なので仕方がない。」と、診断され、多くは積極的なケアは特に行われません。
自分が気になってから周りに話すと…
周りのお友達に話してみると、
- 私もずいぶん前からそうよー
- うちの母にもあったわー
などと言われる、多くの方がお悩みの現象です。
関節リウマチを心配する方も多い…
関節リウマチと、へバーデン結節は、その特徴と変形の原因が違います。
関節リウマチを心配されている方は、リウマチは血液検査をしてもらえばわかるので、リウマチなのかどうなのかということを病院にご相談され、何をどのように心配すべきかの指導を受けられることをおすすめいたします。
関節リウマチ
- PIP関節、MP関節という手首に近い方の関節に変形が多く、朝の強張り、両側性であることが特徴
- 炎症により骨が溶けて変形。
へバーデン結節
- DIP関節(第一関節)の変形が多く、両側ではないことが多いです。
- 変形の原因は、骨代謝がうまく行かず、骨が増えることによる変形。
ヘバーデン結節はケアできるのか?
変形そのものは、元の真っ直ぐな状態まで戻せなくても
- 動きやすくする
- 痛みが出にくくなる
- 痛みを和らげる
ようにケアしていくことができます。
そのためには、こまめな通院と、セルフケアが必要です。
当院では、仮説を元にケア
ヘバーデン結節は、原因が不明とされています。
当院では、へバーデン結節について、このような仮説の下に施術を行っています。
【仮説】
首周囲が硬いことが原因と考えています。
頚椎(けいつい)の間から出た神経の一部は、前斜角筋(ぜんしゃかくきん)中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)の間を通って肩甲骨・腕・指にいきます。
ですから、首周りが硬いと、肩や腕にいく神経の居心地が悪くなります。
神経の居心地が悪いまま、肩や腕が酷使されているという日常を想像してみてください。
首から出ている神経の周りが硬すぎて神経のはたらきを低下させている。
↓
具体的には肩甲骨・肩・腕・指等のはたらきが低下している。
↓
その状態で、手や腕の酷使をしているので、手や腕の代謝→細胞が生まれて細胞が死んでいくというサイクルがうまくいっていない。
↓
それが関節で起これば、動きに支障が出る。
骨代謝がうまくいかないために、カルシウム沈着(本来は出来たら壊れて一定の形を保つ)が起こる。
首の周りが硬くなる理由
持っている腹筋等体幹の力に対して負担が大きくて首を使っている
以前、腹筋をすると首が痛くなる人についてブログで話しました。
腹筋トレーニングで首が痛くなる人は、腹筋ではなく首を使っています。
そういう人は、腹筋トレーニングの時のみならず、日常的な動きや物を持つ時に首を使っているケースが多いです。
そのために首周囲が硬くなる。体幹の力で賄えない負担を首にかけています。
そう考える理由
ヘバーデン結節の痛みを主症状にいらっしゃる方々の…
- 首がとても硬い
- 姿勢が悪い(ながれがあってというより、顎がとても前に出ている)
からです。
また、
40代、中年期以降の女性に多いことから、
ホルモンバランスが変わる更年期との関連が考えられる。
更年期に骨密度が変わるということがよく言われますよね?
下記の通り、身体には骨代謝に関わるものやはたらきがあります。
【骨を作るグループ】
- 栄養
- 活性型ビタミンD
- 運動+重力
【骨を減らすグループ】
- 副甲状腺ホルモン
骨が減るのを防ぐホルモン
- カルシトニン
- エストロゲン(女性ホルモン)
↑これらが、バランスよくはたらいているのに、急激にエストロゲンが減ったら、バランス変わりますよね?
整形外科さんで、ヘバーデン結節は安静が必須になっています。
痛みを無理してまで何かする必要はありませんが、減るのを防ぐものが減っているので、過重ナシなら指を動かす方がバランスはとれると考えています。
さじ加減は難しいところでありますが、炎症した部分は休める必要もありますが、それ以外はしっかり動かしていき、血流が行き渡ることが良いと考えています。
【何をするか】
身体全体の動きというものは、それぞれ連動しています。
連動とは、指が動く時に肩甲骨も少なからず動く。ということです。
だから、指だけの動きをつけていっても、肩甲骨が動かなくては、肩甲骨が動くために首の状態がよくなくては、悪い方にいきやすいです。
ですので、
施術
身体全体のカイロプラクティック整体を行います。カイロプラクティックメリックチャートで、胸椎1番(きょうつい)と手の関係があります。
- カイロプラクティックと手のケアを行う日
- 手のケアだけを行う日
を集中的に行い、徐々に間隔を開けていきます。
具体的には、症状や目標・目的によって異なりますが、例として…
- (カイロプラクティック+手)×週3を2〜4週
- その後、週1カイロプラクティック+手、週1手を4週
を考えています。3ヶ月集中します。
テーピング
手の動脈に沿ったテーピングをします。
手は、使うことが多いのでテープは取れてしまいがちです。
簡単なテーピングをしますので、剥がれてしまったら、ご自宅でご自身で出来るようなテーピングをしています。
施術について
変形までしている身体のようすをどのように思いますか?
変形って昨日始まって今日結果が出るものではありません。
急に腫れたって思うかもしれませんが、昨日問題が起きて今日腫れたわけでもありません。
症状(ようすに)出るほどまでには期間的な時間がかかっています。
痛みそのものは、最初は少しでも軽減という繰り返しになりますがそのうちに痛くなりにくくなります。
変形については、多少…ほんの少し…変化することもありますが、元の白魚のような手に戻れることはほとんどありません。
それでも、
過去は変えられなくても、これからのために
なんでそうなったのか?を踏まえ、
どうしたらいいのか?を実行し、
未来を変えたいというところで、がんばっていきましょう。
という施術になります。
また、こまめなケアが必要ですが、手に対してはこまめに・全身もこまめが理想ですが、そちらは選択という形でもご利用になれます。
まずは、ご相談ください。
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