かかとトントンで…気分が悪くなった…
気分が悪くなった…
なんか、かかとトントンするようになったせいな気がする…。
今、やめています。
というご相談がありました。
身体を触らせてもらうと、首の後ろと背中がいつもより硬かったです。(この方は既存の方)
かかとトントン…骨密度アップのためになさっていたとのこと。
かかとトントン…爪先立ちして踵(かかと)でストンと降りるというメソッドなようです。
骨密度アップのためということは、骨に刺激を与える目的でなされているのだと想像します。
以前、あるメソッドに対していいとか悪いとか簡単に言えない理由 という話をしました。
たぶん、メソッドそのものは悪いものではないけれど、目的と身体の特徴をわかった上でした方がよかったと思います。
骨への刺激が骨密度アップ
骨は常に壊れ、常に作られています。運動や刺激が必要。
➡️https://www.daisy-seitai.com/2020/02/05/10725/
という話をしました。
骨は、生きていて、同じ形のままあるように思うかもしれませんが、入れ替わり入れ替わり、常に新しくなっています。
皮膚が生まれ変わっても、毎日違う人に変わってしまうわけではないのと同じように、骨も生きています。
骨に
- 骨芽細胞というものが生まれ、骨が増え
- 破骨細胞というものが生まれ、骨が減り
ます。そうして入れ替わっています。
骨に刺激が入って、その刺激により骨に凹側凸側ができます。
その
- 凹側はマイナスの電気を帯び、骨芽細胞が生まれ、
- 凸側にプラスの電気を帯び、破骨細胞が生まれ
ます。
この凹凸というのは、べこんって凹側とか凸側が出来るというよりは、たわむような感じです。
だから、
全体に凹凸が生じ、全体に骨芽細胞と破骨細胞が生まれるのが理想です。
そこを考えた時に、かかとトントンなのかな?と思います。
関節軟骨への栄養供給と排出
さらに… もやっとした在宅疲れ のところで話しましたが、関節軟骨への
- 栄養供給は、滑液からされ、
- 代謝していらなくなったものの排出は
関節運動でされます。
関節運動で供給・排出されるというのは、関節軟骨がスポンジのようだとイメージすると近いです。
ぎゅっと出されて、ノビの時にシュッと吸収。
なので、関節軟骨代謝にも、かかとトントンな刺激が良さそうです。
刺激が代謝を促す ??
- 骨代謝のために、骨へ刺激
- 関節軟骨の代謝のために、関節へ刺激
それが骨の生まれ変わりに関係はしそうです。
でも、気持ち悪くなってしまった人がいます。なぜでしょうか?
身体の状態が良い結果につながりそうです。
しかし、身体の状態が良くないと刺激ではなく「衝撃」になっていたように思います。
例えば…
- バネの入ったものなら、地面に着地した時に「刺激になる」けど
- 硬い物だと「衝撃になる」
という違いがあるのではないでしょうか?
良い結果を生んでいる人もいるから紹介されたかかとトントンなんだと思います。
良い結果を得ていたり、心地よさを感じていたりするなら継続したらいいと思います。
でも、
なんか気持ち悪くて気分が悪くなったこの方は
関節の動きが悪かったり、筋肉の伸び縮みが悪くて硬くなっているままかかとトントンしたので、
繰り返される衝撃で、凝りが強まっていたようです。
良いと言われるものが自分にとって良いかどうかは、闇雲継続ではなく、身体の声を聴きながら行いましょう。
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